昨夜も天気が悪く、天体観測が出来ませんでした。3月14日に天体観測が出来ているから、まだ、中2日なんですが、天体観測できない日はつまらないです。
今夜は晴れそうなので、楽しみにしています。
今日は、おおいぬ座散開星団NGC2204で、2021年1月14日に撮影した画像と、2021年3月14日に撮影した画像を眺めて比較してみたいと思います。
[撮影、画像処理をした機器、ソフトウェア]
ビクセンNEWポラリス-80M、D=80mmアクロマート、F=910mm、×0.5レデューサー、CMOSカメラASI462MC、モータードライブMD-5(ビクセン)
撮影及びスタッキングソフト:一枚目の画像 ASILiveで撮影・ライブスタック
二枚目の画像 SharpCap 3.2 (64 bit)で撮影・ライブスタック
画像編集ソフト:SharpCap 3.2 (64 bit)、GIMPで炙り出し
撮影場所:自宅ベランダ
2021年1月14日撮影
露出10秒間、総スタック時間600秒間、GAIN:Middle
GIMPでの炙り出しをしたのですが、なんだか、かなり淡白ですね。中央の細かい星も、もう少し写せたのではないかとおもいます。
全体的に細かい星が少なく、散開星団にしては、賑やかさにかけます。
GIMPで編集をし直した画像
そこでもう一度GIMPで炙り出しをしてみました。少し背景色をグレーっぽくしてみました。少し賑やかな感じが出てきましたが、もう一息背景の黒さが欲しいところです。
2021年3月14日撮影
露出8秒間、総スタック時間632秒間、GAIN300。
少しベールがかかっているような感じです。ピントは合っているはずなのですが・・・
全体としてはきれいなんですが、何か物足りないです。
GIMPで編集をした画像
そこで、こちらもFITS形式ファイルをGIMPで炙り出した画像をアップしてみます。
なんだか、これが一番良い画像のように見えます。
背景が程よく黒く、細かい星も多く見えます。そして、全体的にクリアです。
まとめ
今回、GIMPでの炙り出しが一番良い結果になりました。迫力はSharpCapで炙り出した画像が一番だと思いますが、何といってもクリアさが足りないです。
なぜ?
星雲などの淡い部分の多いものは、SharpCapによる炙り出しが向いていて、散開星団などのような細かい星の写るものはGIMPが上手?
しかし、撮影環境も違っただろうし、一概にそうは言えません。
これからもしばらくは、SharpCapのヒストグラムとGIMPの双方を使って画像編集したいと思います。
コメント