【天体観測】はくちょう座散開星団6883の撮影と追尾誤差トリミング画像

天体撮影に関する事項
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ねらい

いつものとおり、北極星の見えない状態で極軸を設定し、天体撮影をして、極軸の設定精度をチェックすることです。
というと、何だか楽しくなさそうで堅いですね。とにかく、極軸設定、被写体選択、天体導入、撮影、炙り出し・作像と、一連のステップを楽しむことです。
この一連のステップで、嫌なこととか忘れることができます。少なくとも、ステップを楽しんでいる間は。

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極軸設定

Polar Scope Align Proの設定をベースに、ドリフト法を使います。
今のモータードライブの精度を前提にすると、かなり精度の高い設定が出来たと自負していました。露出8秒間には十分耐える設定が出来たと思っていたのです。

ところが・・・

なぜなのか、ライブスタックを始めたら、追尾誤差が出始め、ズレたり止まったりを繰り返し、最終的に大きな追尾誤差となってしまいました。
今回も、東西方向の誤差です。手の打ちようがありません。

まあ、しようがないのです。モータードライブMD-5も37歳だし。
一昨日から、モータードライブMD-5の精度の低さは受け入れることにしています。

我が家のベランダからは、東の低い星が、公園の木立に遮られて見えないため、極軸の高度調整をそこそこ高度のある星を使わないといけません。
そこは我が家のベランダで行うドリフト法のネックです。

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目標天体の選択

高度は高めですが、デネブ(赤経20h41m、赤緯+45°16′)を使ってドリフト法の高度調整をしていました。その近くの散開星団を目標天体にしました。
そうすれば、基準恒星の導入の手間が省けます。
星図を見た結果、その近辺で撮影したことのない、はくちょう座散開星団NGC6883(赤経20h11m、赤緯+35°51’)を選択しました。

Wikipediaにもない、マイナーな散開星団のようです。

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撮影結果

[撮影、画像処理をした機器、ソフトウェア]
赤道儀:ビクセンNEWポラリス赤道儀
鏡筒:SVBONY社SV503 102ED D=102mm・F=714mm・F値7、EDレンズアポクロマート
カメラ:CMOSカメラASI462MC
自動追尾:MD-5(ビクセン)、
撮影及びスタック:SharpCap 3.2 (64 bit)で撮影・ライブスタック
画像編集:SharpCap 3.2 (64 bit)ヒストグラムで炙り出し。GIMPでノイズ軽減。

今回も追尾誤差が大きく出ました。お恥ずかしいながらそれをお見せすると、

露出8秒間、総スタック時間392秒、GAIN370

もう少し引いて撮影したいのですが、何分、画角の狭いASI462MC(5.6×3.2mm)を使っているので。とにかく、星が賑やかで奇麗ですね。
総スタック時間6分で、すでに上下に黒い枠が出来ています。これが、星の追尾誤差の量です。

露出8秒間、総スタック時間1448秒、GAIN370

こんなにずれてしまいます。これ以上ライブスタックを続けると、ただでさえ広がりのある散開星団が窮屈な画角にきつきつに収まることになるので、24分8秒でライブスタックを止めました。

最終トリミング版

で、左と右の黒い枠を取り去ってトリミングしたものがこれです。
なんとも、窮屈な画像になってしまいました。
トリミング無しの画像を撮影したいなあ・・・・
まあ、賑やかな画像になったということで、良しとしましょう。

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まとめ

今回も追尾誤差に苦しみました。
おまけにUV/IRカットフィルターをセットするのを忘れまして、赤外線のピンボケが目立つ結果となってしまいました。
一旦、ライブスタックを止めればよかったのか。。

モータードライブの精度は、正直諦めています。
今回のように、トリミングすれば、まあまあの画像になります。
しかし、狭苦しい画角がさらに狭苦しくなるのが、どうも・・・
どうやらもう40分(管理人の目指す総スタック時間)の総スタック時間には堪えられない感じです。

しかし、我が家のベランダで午前0時30分頃に土星が見えるようになってきました。
惑星の撮影ならASI462MCのもっとも得意とするところ。
撮影・作像過程からして、黒い枠からは解放されます。

早く、木星と土星の高度が高くなることを心待ちにしています。


コメント

  1. ak_uchi より:

    こんにちは、モータ不調の可能性があるようですね。
    そこでですけど、以前メールにて一度御提案していたように私がSP赤道儀で使っていたMD-6でよければ差し上げますがいかがですか。
    モータとコントローラ・電池ケースをセットでMD-6に交換すれば問題なく使えるはずです。
    (ちなみに「使えるはず」の根拠は下記ページの記述です)
    http://www.terra.dti.ne.jp/~yamagata/telescope/VixenSKYSENSOR2/SKYSENSOR2_goto_system.htm

    具体的にはモータ取付金具と軸継ぎ手はそのまま継続使用し、モータはモータケースごとMD-6用に交換、コントローラ・電池ケースもMD-6用を使用します。
    (メールでは別の方法を書いてましたが、今回の方法がより簡単と思います)

    私が持っているMD-6の写真は下記になります。
    http://30d.jp/ak-uchi/1
    写真3枚目のようにするとニューポラリスに取り付けできる状態だと思います。
    (モータ本体の取付方向を90度回転しています)
    写真4枚目の水色で囲った部分がそのまま継続使用する部分、緑色がMD-6用に交換する部分です。

    上手くいかなかった場合は元のMD-5に戻すだけで済みますし、試してみませんか?

    • sanpojin より:

      ak_uchiさん、ありがとうございます。

      気にかけていただき、本当に感謝いたします。それではやはりお言葉に甘えてしまおうかな。MD-6のモーターとコントローラー電池ケースもいただけるのですか?
      ここのところ、追尾がうまくいかず、少しストレスになっていました。ak_uchiさんのご提案は天の声のようです。
      それではよろしくお願いいたします。今回は是非チャレンジしてみたいと思います。
      以前いただいたメールの方に、私の住所を記載してお送りすればよろしいですか?

      • ak_uchi より:

        それで大丈夫です。宜しくお願いします。

        • sanpojin より:

          ak_uchiさん、ありがとうございます。

          それではメールの方に、住所等を記載してお送りします。おかげさまで、老人状態だったMD-5が復活します。本当にうれしいです。感謝いたします。
          これからもどうかよろしくお願いいたします。

  2. きよりん より:

    あ! SP の赤経モーターが入手できるのなら、使用していないSP 赤道儀がありますので、差し上げますよ。前期型で、赤緯モーター取り付けブラケットが入手難なので2軸化は難しいかもしれませんが。

    連絡はメールをいただければ。

    ただ、New ポラリス赤道儀って三脚取り付けは SP、GP互換の 60Φなのかしら?

    • sanpojin より:

      きよりんさん、ありがとうございます。

      大切なものをいただいてよいのですか!では、お言葉に甘えて、いただきたいと思います。何だかみなさんのおかげで、色々なことが解決していきます。本当に感謝いたします。
      それでは、メールの方にご連絡いたしますね。

      本当にありがとうございます。今後ともよろしくお願いいたします

  3. きよりん より:

    調べたら三脚の互換性は無いですね。では、三脚もお付けします。

    • sanpojin より:

      きよりんさん、ありがとうございます。

      すみません、とても助かります。しかし、感謝と同時に、このような情報をよく入手できるなあと、とても驚いています。ググってひたすら調べると分かるものなのですか?

  4. きよりん より:

    画像を検索したら New ポラリス赤道儀の水平微動調整ネジの位置が SP 赤道儀とはまるで違う位置なのがわかりましたので。

    • sanpojin より:

      きよりんさん、ありがとうございます。

      なるほど、しかしその画像で分かるところがすごい。さらにその画像を見つけるのも大変ですよね。僕にはできないなあ。

      ありがとうございます。今後ともよろしくお願いいたします

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