【天体観測】最接近の火星を撮影できました。

天体撮影に関する事項

火星最接近の日は、撮影に失敗してしまったので、昨夜がリベンジの日でした。
台風がそれてくれたおかげで、昨夜は快晴→曇で、ゆっくりと天体撮影ができました。
16時30分くらいから基地の設営を始め、明るいうちにスタンバイできました。

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撮影環境

シーイング

ここ一カ月くらいなかったような、良いシーイングでした。
ピント合わせもやりやすかったし、そよ風が吹く程度で、鏡筒もほとんど揺れることがありませんでした。

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気温

火星大接近の日頃は、気温は低かったですが、昨夜は過ごしやすい気温で、快適に観測ができました。

火星

[撮影、画像処理をした機器、ソフトウェア]
ビクセンNEWポラリス-80M、D=80mmアクロマート、F=910mm、、2倍バロー、CMOSカメラASI462MC、モータードライブMD-5(ビクセン)
撮影場所:自宅ベランダ
撮影ソフトウェア FireCapture2.6 スタッキングソフトウェア AutoStakkert3.1.4
画像処理ソフトウェア RegiStax 6

火星、最初はバローレンズを使わずに撮影

まずは、堅くバローレンズを使わないで撮影しました。
シーイングの良さもあり、パソコン画面には、火星の模様が薄っすらと映っていました。
いつもこうだと、ピント合わせが楽なのですがね。

①21:39撮影

細かい模様までよく映りました。眼視観測でも模様が見えました。
極冠も写っています。
こんなにたくさんの模様を見ることができたのは初めてです。
Histogramm=77%、これだけの明るさになるんですね。試し撮りした上で大丈夫だったので、本撮影をしたものです。

Duration=60.002s、Frames captured=9971、ROI=400×400、FPS (avg.)=166、Shutter=6.014ms、Gain=61 (10%)、Gamma=58、Histogramm(min)=0、Histogramm(max)=3187、Histogramm=77%
[Wavelet処理]Layer1 Preview100、Sharpen0.13

②21:23撮影
若干明るすぎたでしょうか。Histogramm=93%でしたが、①の画像を見る限り、80%くらいの方が良い発色をするような気がします。先に決めた基準よりShutter=7.243ms、Gain=214と低いんですが、明るく発色しました。
やはり天体写真は、理屈じゃなく、その場その場で判断しないといけない生き物のようですね。

Duration=60.014s、Frames captured=9753、ROI=400×400、FPS (avg.)=162、Shutter=5.900ms、Gain=76 (12%)、Gamma=58、
Histogramm(min)=0、Histogramm(max)=3817、Histogramm=93%
[Wavelet処理]Layer1 Preview100、Sharpen0.12

火星にバローレンズ使用

初めて×2バローレンズを使用して火星を撮影しました。
極冠も写っているし、割と細かい模様まで映った良い写真です。
これならバローレンズを使った甲斐があります。
何となく、平板でソフトな感じになりますね。次回はGammaを強調してみます。
また、バローレンズ使用だと、シャープさに欠けるため、Wavelet処理のSharpenを強くする必要があるようです。

③21:56撮影
模様も比較的はっきり写っており、良い画像だと思います。やはり、視直径で迫力があります。
Histogramm=87%でこれくらいの発色なら、これを基準値にしても良いかもしれません。

Duration=60.004s、Frames captured=4901、ROI=640×480、FPS (avg.)=81、Shutter=7.243ms、Gain=214 (35%)、Gamma=58、Histogramm(min)=0、Histogramm(max)=3598、Histogramm=87%
[Wavelet処理]Layer1 Preview100、Sharpen0.15

④21:56撮影
これも、まずまず管理人がイメージしていた火星です。模様も細かく見えますし、極冠も写っています。ただし、Histogramm=62%でよくここまで明るさが保てたなと思います。
実はバローレンズを使い始めたころから、雲が出始め、かなり焦って設定値やピントをいじっていました。
言い訳するわけではありませんが、もう少しでバローレンズの使い勝手を知るチャンスを失うところだったのです。
ピントはもう少し追い込めたかも。

Duration=60.001s、Frames captured=1635、ROI=640×480、FPS (avg.)=27、Shutter=4.543ms、Gain=214 (35%)、Gamma=58、Histogramm(min)=0、Histogramm(max)=2579、Histogramm=62%
[Wavelet処理]Layer1 Preview100、Sharpen0.14

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木星

木星は最初からバローレンズを使用しました。今回はシーイングの良かったおかげで、まずまずの画像となりました。やはり、大きさには迫力がありますね。
Histogramm=82%と、少し明るくしたつもりでしたが、それでも暗いかも・・・次回は90%に近いところを狙おうと思います。
左斜め上をよく見るとガリレオ衛星の影が写っているんですよ。

Duration=59.954s、Frames captured=5988、ROI=640×480、FPS (avg.)=99、Shutter=10.00ms、Gain=274 (45%)、Gamma=100、Histogramm(min)=0、Histogramm(max)=3385、Histogramm=82%
[Wavelet処理]Layer1 Preview100、Sharpen0.15

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土星

こちらも最初からバローレンズを使用しました。少しソフトな画質で、細かい模様が見えなくなる感じはありますが、大きさの迫力で勝負というところでしょうか。
それでも、カッシーニの空隙は写っています。本体にも縞模様が一本。
土星も、バローレンズを使用すると、Sharpenを少し強めにしないと、鮮明になりません。やはりここも迫力勝負ということですね。
明るさは先に決めたHistogramm90%くらいがちょうどよかったです。


今回、良好なシーイングのおかげで、土星はみな合格点でした。掲載する画像を選ぶのに迷いました。

Duration=60.007s、Frames captured=5975、ROI=640×480、FPS (avg.)=99、Shutter=10.00ms、Gain=408 (68%)
Gamma=47、Histogramm(min)=1、Histogramm(max)=3602、Histogramm=87%
[Wavelet処理]Layer1 Preview100、Sharpen0.15

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まとめ

設定値

シーイングが良好だったおかげで、どの写真も良い出来でした。最後に雲が出てこなければもっと落ち着いて撮影できたのですが。
今回、あらかじめ決めた設定値で撮影を試みましたが、決めた通りの設定ではうまくいかない例が多かった気がします。
シーイングや太陽との位置関係とかでいろいろと変化するんでしょうかね。
ここまでで、数秒撮影して発色を確認してから本撮影に入るのが効果的なことがわかってきました。今後もこれで行きます。

ピント

一番のポイントとなるピントも、今回のようにシーイングが良いと、とてもやりやすく良い写真ができます。こんな夜が続くように願います。
真価が発揮されるのは、シーイングが悪いときですね。

今日も良い天気だし、天体望遠鏡をベランダに出そうと思います。

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