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【機材使用感】スマートフォンアダプター使用上の注意点

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概要

先般、スマートフォンアダプターを鏡筒に取り付け、地上構築物の撮影をするまでを記事にしました。

取付の翌日、奇跡的に夜が晴れて、しかも月が良い位置に出ていました。
早速スマートフォンアダプターで月の撮影を決意。

この使いにくいスマートフォンアダプターで、生まれて初めてのコリメート法撮影で月の撮影に挑戦です。

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コリメート撮影の注意点

スマートフォンの固定

上の写真では、スマートフォンを太い輪ゴムで二重巻きで固定しています。
スマートフォンカバー付きでは安定しないし、いずれにせよ、スマートフォン落下の危険度は非常に高く、フローリングの室内と比べて、床は硬く、ベランダにて撮影してスマートフォンが破損する可能性が高いです。
そこで、管理人は太い輪ゴムで固定したというわけです。これで安心して撮影ができます。

更に言うと、ターゲットに照準を合わせた時に床と平行になる角度で取り付けた方が良いです。後でやると、折角合わせた光軸がズレかねません。

光軸合わせ

コリメート撮影最大の難関がここです。上記リンクの記事にも書きましたが、明るい室内で行った方が、いらいらせずにじっくりとできます。
ここはまだ、うまく合わせるコツさえつかんでいません。

ピント合わせ

スマートフォンに写る月は小さいので、鏡筒のフォーカスノブで合わせるのが難しいです。
まったく、コリメート撮影は難しい尽くしです。
そこで、スマートフォン側の画面にタッチして合わせる機能を使います。これが確実です。
月の暗い部分と明るい部分の境界線で合わせるとうまくいきました。

シャッター切り

念のため、タイマーを使った方が、画像をブレさせないためには無難です。これは、スマートフォンアダプターに限ったことではありませんが。

撮影結果

[撮影に使用した機器]
鏡筒:SVBONY社SV503 102ED D=102mm・f=714mm・F値7、EDアポクロマート
カメラ:iPhone11
撮影場所:自宅ベランダ
撮影日:2022年7月10日日曜日

撮影①

結局は光軸を合わしきれず、しかし、天気が良い夜は次はいつか分かりませんし、ズレた光軸で撮影しました。
上にズレているのですが、どこを調整したらよいのか、もう分かりませんでした。かなり一生懸命調整したんですが。

あと、本記事とはあまり関係ないですが、SVBONY社のSV503 102EDは厳密にはアポクロマートではないんですね。
これまで直焦点撮影ばかり行ってきたので気が付かなかったのですが、月の縁が青くなっており、色収差がでています。ネットではそういう情報がありましたので、知ってはいたのですが、目の当たりにするのは初めてです。

しかし、月の美しさに免じて諦めます。今後アイピースかませて撮影する時期まではかなり時間を要するでしょうから。

絞り値=1/1.8、露出=1/121秒、ISO=64

撮影⓶

初めてにしては上手く撮影できたと思います。月の昼と夜の境界のクレーターなどが確認できます。

絞り値=1/1.8、露出=1/121秒、ISO=121

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まとめ

初めてにしては上手く撮影できたと思います。
これからもっと練習して、光軸を上手に合わせられるようにしたいと思います。
光軸さえ合わせられれば、勝ったようなものです。

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