【天体観測】木星の渦、大赤斑の謎

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管理人が初めて写した大赤斑

木星といえば、渦を巻いた縞模様や、何といっても、木星の目玉、大赤斑が見たいです。
星に興味を持って以降、ボイジャーの写真など宇宙探査機が撮影した大赤斑の姿はよく見てきました。
しかし、望遠鏡を持っているのに、自分で大赤斑を見たことがありませんでした。

それが、ここを開設して、Samさんに教えてもらってWavele処理を知り、自分の力で撮影した木星に大赤斑が写っていました。

これは、感動しましたねー。生まれて初めて大赤斑を見た気持ち。

2020年9月1日撮影、ビクセンNEWポラリス-80M、D=80mmアクロマート、F=910mm、CMOSカメラASI462MC、モータードライブMD-5(ビクセン)
撮影場所:自宅ベランダ
撮影ソフトウェア FireCapture2.6 スタッキングソフトウェア AutoStakkert3.1.4
画像処理ソフトウェア RegiStax 6

昨夜(2020年9月18日)は、とある方のホームページの計算によれば、大赤斑の見える夜だったので、万全の態勢をとって臨みましたが、残念ながら、雲が晴れることはありませんでした。

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探査機や大望遠鏡が写した大きな渦大赤斑の迫力

宇宙探査機や、大望遠鏡が撮影した大赤斑はド迫力です。吸い込まれそうになります。
NASA Image andVideo Libraryより。

Voyager1が撮影
Voyager1が撮影
Voyager2が撮影
ハッブル望遠鏡が撮影
JUNOが撮影

大赤斑の謎

姿を見ただけで謎めいていることが伝わってきます。そこで今回は、大赤斑の謎を紹介します。

大赤斑はなぜできた?

・大赤斑が南熱帯(STrZ)が分裂してできた可能性があるかもしれない。
・大赤斑が永続的であるのは、木星深部に続く深い根を持った渦だからではないか。

大赤斑とは何?

・英語では、Great Red Spot という。
・中国では大紅斑と呼ばれている。
・直径17,000km、短径12,000km、地球が二つ入る。
・現在では、高気圧的な循環を持つ巨大な大気の渦であることが分かっている。
・火星の運河、土星の環とともに、太陽系三大絶景の一つであり、太陽系の七不思議の一つと言われている。
・大赤斑が発見されたのは、1877年、西南戦争が起こった時である。
・1879年、大赤斑と呼ばれるようになる。
・大赤斑は何かについては、大気中を漂うコケのようなもの「植物群生説」、木星には地面があって火山が赤い煙を出している「火山説」、木星の地面にある山に風がぶつかって、それが表面でも見える「テーラー柱説」、大気中の巨大な渦とする「台風説」など。木星から彗星が飛び出した跡という説もあった。

大赤斑の赤さ

・発見された時には、「赤い」というところまでは観測が及ばなかった。
・常に赤く見えているわけではない。赤さのレベルは時代によって変わっており、小口径の望遠鏡では確認できない時期もある。現時点は、「真に赤い大赤斑の時期」にあたる。運がいい。
・赤みを失っても、大赤斑孔(Red Spot Hallow)と呼ぶ大赤斑の周囲だけの状態になったりする。
・大赤斑湾(Red Spot Bay)と呼ぶ南赤道縞への湾状の模様になったりする。
・周囲の雲が覆いかぶさったかのような形状になり形状や色合いが不明瞭になる(時間的にはこの時間が一番長い。)
・赤みの変化の周期は現在でも見いだせていない。
・赤みを失うことがあっても復活する。大赤斑がある辺りの縞である南赤道縞の濃さと、大赤斑の濃さとは逆相関する。

大赤斑の年齢

・17世紀に発見された南半球の斑点は大赤斑の昔の姿だという説があり、そうすると、大赤斑は発見から335年経過しており、そこから「大赤斑300年説」となる。
・大赤斑300年説は、日本のプラネタリウムの開設の中でも普通に解説されている。

大赤斑の強さ

・大赤斑には、いくつかの渦と衝突するところが観測されたが、ほとんど変化しない。雲に覆われることがあっても、必ず楕円形の姿に復活する。
・1930年代数度にわたって南熱帯攪乱の襲撃を受けているがびくともしなかった。
・昨年は、赤い物質を周囲にまき散らす「フレーク」という現象を数回起こした。
・大赤斑は南北には動かないが、東西にはかなり動く。

大赤斑の今後

・今後については、大赤斑は、赤くなったり白っぽくなったりしながら、ゆっくりと縮小を続けていく説、まだ100年くらいは永続するとする説、いろいろある。

一年中観測したい惑星、木星

これだけの謎のある大赤斑のある惑星、毎日見ていても飽きません。
今年はそろそろピークアウトするように思いますが、まだまだ、観測のしやすい位置にあります。最後まで楽しみたいですね。

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