昨夜も天気が良く、望遠鏡を出しました。
狙いはまだなんとか写せそうな木星と土星、あと、火星、月そして、
かに星雲です。
惑星は、シーイングがひどく、PC画面ではクラゲのように踊っていましたねー。
かに星雲は、訪問者様が教えてくれた位置付近を捜索しますが、未だ見つからず。
ファインダーと、45倍のアイピースで。
見落としているのか、街の光のせいで見えないのか、
僕の視力のせいなのか・・・・
確かに、うちの周りは街灯がすぐ近くにあったり、大きなスーパーがあったり、明るいことは明るいのです。
そこで考えました。
こんなことを続けていても、なんだかつまらない。
いっそのこと、訪問者様に教えてもらった位置付近を勘で撮影してしまおう。
何だかよいアイディアに思えました。
で撮影した結果が↓です。
[撮影、画像処理をした機器、ソフトウェア]
ビクセンNEWポラリス-80M、D=80mmアクロマート、F=910mm、×0.5レデューサー、CMOSカメラASI462MC、モータードライブMD-5(ビクセン)撮影ソフトASICap
撮影場所:自宅ベランダ
露出1000ms、撮影時間10秒のコマを10コマ、GAIN400、DeepSkyStackerでコンポジット、GIMPで炙り出し補正

この写真を、目を皿のようにしてみましたが、それらしいものは見つからず・・・
残念ながら、空振りに終わりました。
ただでさえ画角の狭いASI462MC、荷が重い作戦だったか・・・。
なお、露出が1000msになったのは、カラーの写真をとる設定かと思い、ASICapのイメージフォーマットというプルダウンメニューで、これまでRAW8だったのをRAW16にして撮影してみましたのですが、状況は変わらなかった挙句、露出10000msでは画面が真っ白になってしまい、普通の星の写真になるまで露出を下げた結果、1000msになったものです。
今思えば、白黒にこだわらず10000msのまま撮影してみればよかったかと・・・
かに星雲の、勘の撮影、あと2、3回試してみようと思います。
コメント
画像を http://nova.astrometry.net/upload で調べました。
中心が、5h17m34s・+27度44分46秒(四捨五入済み)という結果でした。
このことから、
開始基準の恒星が、おうし座の角の下の方(ζ星)ではなく、β星になっているようです。
ζ星は、ぎょしゃ座の5角形と共有しているβ星ではなく、さらに下の方です。
また、移動方向が南になっていますが「北」(北極星寄り)になります。
赤経・赤緯ともに移動量が約2倍大きいです。この時の移動量を感覚で覚えていたら、半
分に減らすとよいです。
かに星雲は、ζ星から案外近いですよ。
まいくろさん、アドバイスありがとうございます。
ζ星でなかったですか!たしかに今星図を見ると、β星の下に星がありますね。ずっと明後日な方向を見てました。目盛り環で導入した位置とほぼ一致します。なんで高度が低い位置を示すのか疑問に思っていました。それが正しかったんですね。
紹介いただいたサイトですが、この画像から赤経赤緯まで出てくるんですか?ためしてみたけど分かりませんでした。
でも、これでさらにかに星雲に近づきました。
移動方向も違ってましたか。。。北にしたつもりでしたが、間違ってましたね。次回は間違わないようにします。確かに移動距離は長かったかもしれません。月一個分が大きいかなとは思ってました。
今夜は雲が出ていてDSO観測は無理のようです。
まいくろさんの知識には脱帽です。