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【天体観測機器】CMOSカメラASI294MC購入に際しての問題点

天体観測器具レビュー

星見の世界に戻ってきて9カ月になります。
訪問者の皆さまに助けられて、惑星撮影、DSO撮影と、管理人は順調に成長しています。
成長してくると、物欲がやってきます。
新しい天体望遠鏡一式、これは無理です。宝くじにでもあたらない限り。もちろん、赤道儀だけでも購入は難しい。
今回、欲しいものと、その問題点を考えてみました。

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CMOSカメラASI294MCが欲しい

以前、記事にしました。

今使用しているASI462MCでは、画角が5.6×3.2mm、買いたいと思っているASI294MCは19.1×13.0mmもあります。
この広さで多くの星を取り込み、ライブスタックでの星の数を増やして、撮影をスムーズに進めようという狙いです。
感度も優れていて、良いことばかりなのですが、立ちはだかるのはお金の問題です。

ZWO ASI 294MC(カラー/非冷却モデル) ネイチャーショップKYOEI
ZWO ASI 294MC(カラー/非冷却モデル)

税込みで91,500円・・・
やはり高い!
この金額出すのなら、中古の鏡筒に手を出してしまいそうです。
あー、でも欲しいなあ。

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問題点

先の記事を書いた時に、ASI294MCを買うのは良いのですが、今フル稼働している×0.5レデューサーが、ケラレの影響を受け使えなくなるそうなのです。
ケラレというのは、フードなどの影が写真に写りこみ、

周囲に黒い影が出来てしまうことです。もちろん黒い影の大きさはケースバイケースです。
写真が上のようになったらがっかりです。

では、画角も広がることだし、レデューサーの装着をやめたらどうでしょう。
管理人の愛機の焦点距離はD=910mm、モータードライブの精度がついていかない可能性大です。追尾誤差がさらに大きくなります。

そこで考えてみました。

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ケラレ防止の方法

管理人は初めてのCMOSカメラを前にして、勘違いして31.7mmサイズの接眼部に50mmサイズのCMOSカメラを取り付けるアダプターを買ってしまっていました。
31.7mmサイズの接眼部にCMOSカメラを取り付ける方法が分からなかったのです。

そこで今回、そのアダプターを使って、ケラレ対策にならないかと考えました。
ASI294MCが手元にないので、テストが出来ないのですが、これなら、フィルターの映り込みによるケラレが解消されるのではないかと(あくまでも予測)。
↓今のレデューサー使用状態、これを・・・

レデューサーを取り外し、2.1インチ変換アダプターをカメラに取り付けて↓、

レデューサーを取り付ければ完成です。↓

望遠鏡に取り付けるとこんな感じ。↓

どうでしょうか。これならケラレを防止できるでしょうか。

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もう一つの問題

もう一つの問題があって、レデューサー装着でピントの合う位置は、ドローチューブを4センチほど引き出したところなのですが、

上記のアダプターを使った場合、センサーの位置が4センチほど下がります。
単純に考えると、50mmアダプターを装着してピントを合わせるのには、もう4センチドローチューブを引き込むことが必要になります。
ピントの合うところまでドローチューブを引き込めるかという問題です。

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まとめ

ASI294MCは、喉から手が出るほど欲しい。
しかし、レデューサーが使えなくなるのも困るし、ピントが合わなくなるのも困ります。
仮にお金が潤沢にあって、ASI294MCを買った場合、今のレデューサーに代わるものがあるかどうかです。
レデューサーは×0.5ですから、装着時の望遠鏡の焦点距離は455mmになり、現在とても快適に使えています。それもあって、×0.5のレデューサーはどうしても欲しいのです。

お金の問題もありますが、周辺機器の問題もあって、二の足を踏んでいる管理人です。

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コメント

  1. Sam より:

    sanpojinさん、こんばんは。

    ASI294MCでレデューサを使いたいとのことですが、おそらく上の設定ではピントが出ないと思います。原因はセンサー面からレデューサまでの距離が長すぎることです。
    http://hoshizolove.blog.jp/archives/39492906.html

    あと、やはりセンサー面積が大きくなるので、レデューサの径が十分でなく、いずれにせよ周辺は蹴られると思います。私もASI294MCとアメリカンサイズのレデューサを一緒に使ったことがありません。

    ちょっと気になったのですが、もしかして今もレデューサってセンサー面から5cmくらい離して使っていたりしますか?もしそうなら短いアダプターを手に入れて、もう少しセンサー面に近づけて使ったほうがピントがきちんとあってシャープさが増すかも知れません。

    • sanpojin より:

      Samさん、いつもご訪問とアドバイス、ありがとうございます。
      ブログを見させていただいて、なるほど、これではピントは出ないと確信しました。やはり企画倒れだったか・・・
      やはり、蹴られますか。焦点距離910mmを追尾するのは現状難しく、また、広い画角を目いっぱい生かしたいので、レデューサーはこれからも使っていきたいのですが・・何か良い方法がないか、無い知恵を絞って考えています。CMOSカメラ優先で考えると、取り付けはアメリカンサイズのもの以外に考えられません。
      センサー面との距離はちょうど5センチくらいなのです。もっと距離が短い方が良いのですね、Samさんのブログにあった、短いアダプター、見つかるかなあ。Samさんがまだ見つけていないくらいだから、僕では見つからないかも。

  2. Sam より:

    Amazonとかでも探してみましたが、なかなかいいのがないですね。

    昔はZWOからいいアダプターが出てたのですが、今買えるのはこれ
    http://www.kyoei-tokyo.jp/shopdetail/000000008414/ct982/page2/order/
    くらいみたいです。これの先にレデューサを直接つければいいと思います。

    問題は、このアダプターを固定しようと思うと中まで入り込んでしまうので、望遠鏡への引っ掛かりが短くなります。なので落下には気をつけてください。ついでにUV/IRカットフィルターもつけてしまうとかで長くした方が安全かも知れません。

    • sanpojin より:

      Samさん、アドバイスありがとうございます。
      さすがですね。良く発見されましたね。これで蹴られることがなくなるというわけですね。確かに落下には注意しないといけないようですね。何だか、ASI249MCへの夢が膨らんできました。

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