【天体観測】ASI120MC-Sによる初の木星撮影と、太陽投影板試作品4号機

天体観測器具レビュー
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ねらい

すっかり木星と土星が見やすい位置に来ていて、まさに惑星のシーズンですね。
昨夜は先般購入した、ASI120MC-Sの能力を試すために、木星の撮影をしました。

月と木星が寄り添っていて、良い景色も楽しむことが出来ました。
気流の状態も悪くなかったようです。

それから、太陽投影板試作品4号機が完成しました、結果は・・・

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撮影結果

ASI120MC-SはASI462MCに比べると、解像度が半分の1.2メガピクセルです。
今まで観測してきた木星と見栄えがどの程度違うのか興味のあるところです。
バローレンズを使用したんですが、FireCaptureの吐き出しテキストファイルによれば、焦点距離が500mmとかになっているのはなぜだろう。

[撮影、画像処理をした機器、ソフトウェア]
赤道儀:ビクセンスーパーポラリス赤道儀
鏡筒:SVBONY社SV503 102ED D=102mm・F=714mm・F値7、EDレンズアポクロマート、×2バローレンズ使用
カメラ:CMOSカメラASI120MC-S
自動追尾:MD-6(ビクセン)、
撮影及びスタック:FireCapture2.6、AutoStakkert3.1.4
画像編集:RegiStax 6でWavelet処理
その他:IR/UVカットフィルター使用

昨夜撮影

ASI462MCで撮影したものより発色がソフトです。設定が違うので何とも言えませんが、ASI120MC-Sは、なかなか良い色を出すカメラですね。

FocalLength=500mm。Resolution=1.25″、No.235615、Duration=60.006s、Frames captured=8570、ROI=640×480、FPS (avg.)=55、Shutter=3.571ms、Gain=189 (31%)、Gamma=100、Histogramm(min)=0、Histogramm(max)=255、Histogramm=100%

拡大すると、より穏やかな木星像がわかります。
大赤斑も写りました。
ガリレオ衛星も写りました。
ASI120MC-S、気に入りました。

8月11日撮影(ASI462MC使用)

バローレンズ未使用でこれだけ見えます。やはり解像度はこちらが上で、細かい模様まで見えるようです。解像度2.1メガピクセルの力でしょうか。
しかし、写真の出来としては、ASI120MC-Sの方が上かもしれません。

FocalLength=700mm。Resolution=0.88″、No.234549、Duration=59.960s、Frames captured=6461、ROI=640×480、FPS (avg.)=107、Shutter=1.771ms、Gain=197 (32%)、Gamma=100、Histogramm(min)=0、Histogramm(max)=2149、Histogramm=52%

しかし、画素数が多いだけあって拡大にもそれなりにたえます。模様も、こちらがより細かいようです。

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太陽投影板試作品4号機

考え方をガラッと変えて、アルミなどのメタルで作ることに変更しました。やはり。ボルトとかナットがないと、形を支えられないのです。
↓厚さ0.8mmのアルミ板を半分に切断。やはり薄いアルミはあっという間に切れます。これで30cm×20cmの遮光板と投影板の元が出来ました。

遮光板の方には、24.5mm接眼部を装着するための穴を開けています。これ、難しかったです、ギザギザになっているし・・・

長ねじを軸にしてナットで固定しましたが、それだけではバランスが保たれませんでした。

考えた末に思いついたのは、大きいワッシャーでナット接続部分を固定することです。これをすべの接続部に使用しました。

遂に完成、試作品4号機!
長ねじの長さは50cmです。
これなら、斜めに角度をつけて持っても撓むことはありません。いよいよ完成かと、80M接眼部にねじ込みを開始したところ・・・

瞬間接着剤で装着してあった接眼部がとれてしまいました。
考えてみるに、この細い接眼部の一点に重さが集中するので、この接眼部の補強もしくは、鏡筒への接続方法を見直さないといけません。
もともと接着面がとげとげになっているところが問題ではありますが。
もう一息のところまで来ているんだけどなあ。

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まとめ

今回、管理人の持っている二つのCMOSカメラを、木星を撮影して比べてみました。
おそらく、双方ともバローレンズを使っていれば、違った結果になったかもしれません。
次は、ASI120MC-Sで土星を撮影してみたいと思います。

太陽投影板は、今度こそいけると思ったのですが、失敗に終わりました。とても残念です。
接眼部の取り付け方法を強固にするよりも、鏡筒に太陽投影板を装着した時に、別の支えができないかな。
ここができれば、ミッションクリアなので、もうひと頑張りします。

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コメント

  1. きよりん より:

    ああっ!!  ガニメデによるエウロパ掩蔽、撮影出来ましたか? うちのほうは雲が出てだめでした。

    アルミ板への大きな穴開けですが、円をけがいたら円に沿って3~5mm のドリルで穴を開けていき、小丸やすりで穴をつなげて切り抜いたら半丸やすりで仕上げます。
    薄板へのドリル穴開けは、薄板の下に捨て木材をしいて穴を開けるとアルミが変形しにくく、仕上げがきれいになります。

    接着ですが、こういう用途にはグルーガンを使うと便利ですよ。

    https://www.youtube.com/watch?v=it5VlNKRWt4

    • sanpojin より:

      きよりんさん、こんばんは、アドバイスありがとうございます。

      なるほどそうやって穴を開けるんですね。私は、中央に穴を開けそこからジグソーで穴を開けていきました。きよりんさんの方式なら、丁寧にきれいに仕上がりますね。そうか、私は捨て木材を使わなかったから、穴を開けた時は、結構歪んでしまいました。
      グルーガン!持ってます。なるほど、接着には強力な物なんですね。
      とにかく早速試してみます。

      いつもありがとうございます。

    • sanpojin より:

      きよりんさん、ガニメデによるエウロパの掩蔽、きよりんさんのコメントで気づいた次第です。残念ながらまで撮影することができませんでした。今夜も見たいですが、夜更かしできないからなあ。あと、曇ってます。撮影基地をベランダに設営しましたが、晴れるかどうか・・・
      とにかく、お知らせ頂き、ありがとうございます。今夜もできるところまで頑張ってみます。

  2. まいくろ より:

    《4号機、ピントが出ないのでは?》

    試作品3号機が完成した段階で、
    >>一度、白い紙に太陽光を写して、どのくらいの長さが適当なのか検証する必要がありそうです。
    ↑これを最初にやらないと、材料等に無駄が生じます。

    太陽の全体像が写るような接眼レンズを1つ選択した場合でも、接眼レンズから投影板ま
    での距離によって太陽像の直径が変わります。直径を大きくしたければ、投影板までの距
    離を大きくするとよいですが、像は暗くなります。像の明るさを優先させるか、像の大き
    さを優先させるか、実物を見て決定することになります。(この時、ピント合わせでドロ
    ーチューブを少し出し入れしますが、おおよその繰り出し量(長さ)を測っておくと、次回
    からピント合わせ時間を短縮できます。)
    逆に言うと、目標とする太陽像の直径が決まっていなければ、長ねじ(今回の材料)の長さ
    が妥当なものか判断できません。目標が直径10cmの太陽像ならば、たぶん4号機の長ねじ
    は長過ぎます。(あとは接眼レンズしだいなので、実機での確認が必要です。)
    コンパスで目標サイズの円を描いた白紙に、手持ちで構わないので太陽像を写してみて、
    接眼レンズから白紙までの距離を測りましょう。
    【注意】この時、接眼レンズを覗いたりしていないので、目玉が焼ける心配はないと思わ
    れますが、覗いたときの目玉の位置の空間には太陽光が集中しているので、白紙や手など
    を焼かないように細心の注意を払ってください。
    ※満月も白紙には写るので、夜間でも確認できます。(とは言っても、希望する像の大き
    さによりますが。)

    • sanpojin より:

      まいくろさん、こんばんは。いつもありがとうございます。

      確かに検証しないままに突っ走ってしまいました。ネットで散見した自作品を見て、最大50cmで、あとは現場合わせで、投影板の位置を変えればと安直に考えていました。確かにもっと短くて良いのなら、重さも軽くなるし良いことづくめなんですよね。おっしゃること、よくわかります。
      言い訳をさせていただければ、雨続きでなかなか試作品が進まず、焦っていたというのが正直なところです。
      こういう時こそ慎重にならないといけないですね。今の長ねじの長さの範囲で、臨む太陽の直径が投影できることを祈るばかりです。早く実機で実験したいです。

      これからもアドバイスよろしくお願いいたします。

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