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【天体観測機器調べ】ADC(大気分散補正プリズム)が欲しい。

天体観測器具レビュー
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概略

惑星シーズンになり、欲しい観測機材があります。
それは、ADC(Atmospheric Dispersion Corrector、大気分散補正プリズム)です。

さて、ADCとは何でしょうか。
訪問者さまからもお勧めもあって、喉から手が出るほど欲しくなったのです。美しい惑星の画像を得るために。

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ADCとは

ADCとは、大気による色ずれを補正する装置です。これでは全くわからないですので、まず大気による色ずれとは何でしょう。

大気による色ずれとは(大気差)

天体から地球に届いた光が大気による屈折を受けて、地上から見た天体の高度が実際よりも少し高く見える現象。最大で角度の34分以上に達します。これが大気による色ずれです。
地平線に近づけば近づくほど、大気の屈折によって色ずれが発生してしまいます。

これを是正するために、薄いくさび状のガラスを通すことで、その色ずれを補正するのがADCです。

使用上の注意

使う際には、延長筒や、エクステンダーで、F値を20以上に上げないといけません。
ADCはプリズムを内蔵している為、明るいF値の光学系では別の収差が発生しADC補正による像質改善効果が十分得られません。
高いお金をかけても、別の収差が出るのではがっかりですね。

全く別の問題として、F20となると、追尾精度がそれなりに高いものが求められて、惑星ベランダ観測でいつもやっているなんちゃって極軸合わせ(極軸を真北に合わせて終わりのやり方)ではとても追尾できません。
まあ、高い品質の画像を撮る本番では、プチ遠征して北極星が見えるところに行った時に使うと決めておくことでも良いか・・・

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おいくら?

ZWO ADC 1.25″大気分散補正プリズム 【即納】 | 天体望遠鏡・双眼鏡等の光学機器専門店【ネイチャーショップKYOEI・東京店】 (kyoei-tokyo.jp)

KYOEI TOKYO価格で17,909円(税抜き)。迷う金額です。
しかし、金星などを見始めると、特に欲しくなるに違いない・・・
天候不順でたたでさえ、クリックしてしまいそうになる・・・

まずは、愛機をF値20以上にする方法を考えます。
管理人の愛機は、F値7なので、いつものバローレンズにもう一つバローレンズをかませれば何とかなりそうです。

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