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【天体観測機器】Polar Scope Align Pro用iPhone格納装置試作品を作成

天体観測器具レビュー
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経緯

かねてから、ベランダで正確な極軸設定をしたいと思い(ベランダから北極星は見えない)、ドリフト法を行うなど、試行錯誤しておりましたが、

というわけで、まずは、iOSアプリのPolar Scope Align Proを使えるように、iPhoneの格納装置を作成することにしました。
うまくいけば、追尾誤差の少ない天体画像が、ベランダでも撮影できるようになるかもしれません。
もっとも、Polar Scope Align Proの真価はまだ闇の中ですが・・・

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材料

結束バンド以外はホームセンターで調達、結束バンドは100均で調達しました。

長ねじ、座金、ナット

長ねじは、格納装置を極軸に沿わせる、一番大事なものです。長ねじの採用は、カメラde遊ingさんのアドバイス。確かにベストな選択です。
本当はM16とかM18を探したのですが、そのような太いものはホームセンターには無いようでした。ネットで調べると、納品に今週いっぱいかかりそうな様子です。
そんなに待ちきれないので、えいやあでM10の長ねじを選択。長さは28cm。ねらいは30cmでしたが、陳列されておらず、妥協しました。

長ねじ、座金は、NEWポラリス赤道儀に、長ねじを固定するためのものです。
赤経軸のトンネルは幅2cmと広く、座金は大きいものを選択しました。

ジョイント金具、皿ボルト、ナット

iPhoneの格納装置をどうやって作ろうと悩みながらホームセンターをぶらついていたら、見つけました。
ラックとかを作る際のジョイント金具です。これをパズルのように組み合わせて、格納装置を作ることが出来そうです。スリットも空いていて、ネジ穴を開ける必要もありません。
管理人の目論見は当たるのか・・・

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iPhoneの格納装置の組み立て

ジョイント金具を組み合わせて、↓のような形に組み立てました。
立っているのはiPhoneが落ちないようにする背もたれです。
左右の柵は、少し面倒なので省略しました。
まあ、気を付けていればiPhoneが横から落ちることはないので。
ここまでは、順調です。

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長ねじの取り付け

これは丁寧にやらないと、iPhoneが赤経軸からずれてしまいます。
しかし、適当な取付方法が見つからず、えいやあで、結束バンドを選択しました。
その結果がこれ。
見た目はまずまずの精度だと思うのですが、とにかくここまで作り上げました。

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NEWポラリス赤道儀への挿入

さてこれを、NEWポラリス赤道儀の赤経軸のトンネルに挿入します。
iPhone側のナットと座金の取り付けを先に行います。当たり前ですが、そうしないと、取り付けるタイミングを逸します。

トンネルを貫通し、ボルトを締めました。どうでしょう。大体赤経軸と平行になっているでしょうか。ぱっと見は良さそうです。

iPhoneを載せたところ。この状態で東西調整、高度調整をします。やっぱり左右の柵は必要だろうか・・・

↓横から見たところ。
これも目分量ですが、だいたいiPhoneが赤経軸と一直線上にあるように見えます。

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何よりも大変だったのが・・・

赤経軸の前のボルト、座金の締めと取り付けが何と言っても大変でした。
長ねじの半分弱をiPhone格納装置にとられてしまったので、赤経軸のトンネルから長ねじが顔を出す長さがとても短く、目を閉じて手探りでナットの取り付けをしなければなりませんでした。
これは改善の必要があります。もっと長い長ねじが必要です。
取り付けるたびに、あの苦行をするのは嫌です。
↓こんな狭い中で、ボルト締めを行ったんですよー

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検証

昨夜は、何とか北極星の方向が晴れた時間帯がありました。
早速SharpCapで極軸設定をしました。
Polar Scope Align Proと、結果が同じになるかどうか試したかったのです。
SharpCapの極軸設定は、誤差22′まで追い込んだところで、雲に覆われました。
その時のPolar Scope Align Proの画面がこれ↓
22′のズレで、この結果です。何となくうまくいっている気がします。
ズレ具合が現実味があります(笑)

このソフトも奥が深いようで、事前の設定とか、色々あるようですが、今のところレクチルの設定くらいしか分かっていないのです。
ちなみにこれはVixen Atlux1983-2012というレクチル。

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まとめ

今回、この週末のDIYを強行するために、細い長ねじを使いました。
ネットで太くて長い長ねじを調達したいと思います。

精度のほどは、見た目はそこそこいけそうです。だからこそ、SharpCapの極軸設定機能と比べてみたいのですが、相変わらずの天気の悪さ。
天文ファンにとっては、試練が続きます。

また、今回の作成では、結束バンドを使いましたが、もう少し安定して固定できる方法を考えたいと思います。
結束バンドでも固定はできますが、平行をとるのが難しいし、ズレやすいです。

でも、試作品が出来たのは良かったです。DIYはやっぱり楽しい。

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