モザイク合成に使うソフトウェアについて
先日の記事で、月やDSOのモザイク合成をやっていくことを宣言しました。
で、早速インストールしたソフト、Astro Pixel Processorを試してみたのですが、どうやらこれはDSO向けのようで、、まだ完全に把握できていないので、分かりませんが、モザイクのピースを撮影するやり方など完全にDSO向けでした。もうちょっと勉強してみます。
他にネット上で散見されるのは、
・Photoshop CC の Photomerge
・Microsoft Image Composit Editor
前者は、当然のことながら有料。後者は、少し前までは無償ダウンロード出来て、とても優秀なソフトだったらしいのですが、いつの頃からか、ダウンロードが出来なくなってしまいました。
一足遅かったか。。。
画像編集ソフトは高いからなあ。1万円くらいのものだと、月のモザイク合成の自動処理とかできるはずなくて、単なる安物買いの銭失いになるだけだろうし。
という、根本的な問題を抱えながら、昨夜の満月は逃したくなかったので、外気温1度と寒かったですが、月のモザイク合成のピースを作成してみました。
モザイク合成のピースの撮影
[撮影に使用した機器、ソフトウェア等]
赤道儀:ビクセン社スーパーポラリス赤道儀
鏡筒:SVBONY社SV503 102ED D=102mm・f=714mm・F値7、EDアポクロマート、×0.5レデューサー使用(広範囲画像のみ)
カメラ:CMOSカメラZWO社ASI462MC
自動追尾:ビクセン社MD-6
撮影及びスタック:FireCapture2.6、AutoStakkert3.1.4
画像編集:RegiStax 6でWavelet処理
その他:UV/IRカットフィルター使用
撮影場所:自宅ベランダ
撮影日時:2022年2月17日
まずは、昨夜の月。月齢15.9の満月でした。もう少しで画角に収まるのですが、惜しい。
とにかく、白飛びしてしまわないように、GAINも露出も最低レベルで撮影しました。撮影しながら数値の設定をしていたら、Shutter=1.070ms、Gain=0 (0%)という、GAINがゼロという異常事態に。
シーイングの影響を受ける設定になってしまいました。これ、ちょっと失敗です。
月の撮影は楽しいですね。
こうして並べてみると、ピースが足りない気がする。重複もしているな・・・
うーん月ならソフトウェアの支援なしでピースを撮影できるかと思ったが、ちょっと失敗ですね。
なお、Wavelet処理は、ピースの段階で行いました。諸先輩のブログで、後にすると処理すると継ぎ目が強調されてしまうのだそうです。
モザイク合成の結果
結局、昨夜はピースのWavelet処理と、GIMPで少し頑張ってみました。
Astro Pixel Processorはおいおい勉強していきますが、月のモザイク合成には使えない可能性が大きいです。
↓ここまでで、ギブアップしました。継ぎ目もはっきり見えるし、色々問題ありです。
まとめ
やはり、ソフトウェアを何とかしないといけないようです、Photoshopとか、ステラショットとかステライメージとか、有償のソフトが必要かなあ。
しかし、まだ、継ぎはぎに役立つGIMPの機能も全容は把握しておらず、今回の合成でも、機能を活用することができませんでした。
月に関しては、GIMPでもう少し頑張ってみます。
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