目次
経緯
太陽投影板試作品4.2.1号機は、両面テープが強く部品にくっついてしまうと大変そうだったので、一旦分解していました。
しかし、遮光板と投影板の平行が保てるのか、光軸のずれは無いか気になり、昨夜、再仮組み立てをしました。
条件は違うのですが、すべての部品をグルーガンで固定しました。
今回その結果のご報告です
グルーガンの接着力
グルーガンの接着力は、予想以上に強く、非常に堅固な試作品が、再度組みあがりました。
遮光板と投影板の平行は31cmで維持しています。
ただし、写真をよく見ると分かるのですが、少々ねじれています。
↓真上からは分からないくらいのズレですが・・・
電気を消しての実験
要するに、投影板に円ではなく、楕円が映らなければよいということだと思うので、部屋の電気を消して、ペンライトを光源にして試してみました。
↓手が足りなくて、完全な円かどうか計測はできませんでしたが、投影された光は楕円になってはいないようです。
工作の精度は、まずまずの模様・・・
80Mへの取り付け
思いっきりひねれば分解してしまうと思いますが、強度は、両面テープ以上で、接着剤で接合したような強固さがあります。
↓80Mに取り付けても、たわみません。また、写真では、自重で曲がっているように見えますが、何度も確認しましたが、鏡筒との平行もたもたれている様です。
グルーガン恐るべし。
早く太陽か、月で試したい!
ここまでたどり着いたことにつき、まいくろさん始め、訪問者の皆さまに感謝します。
SV503 102EDで撮影した土星と木星、拡大したり・・・
とにかく、晴れてくれないので、今ある画像などで紹介するしかありません。今回はSV503 102EDで撮影した木星と土星の画像を拡大してみました。
[撮影、画像処理をした機器、ソフトウェア]
赤道儀:ビクセンスーパーポラリス赤道儀
鏡筒:SVBONY社SV503 102ED D=102mm・f=714mm・F値7、EDアポクロマート、×2バローレンズ使用
カメラ:CMOSカメラASI462MC
自動追尾:MD-6(ビクセン)、
撮影及びスタック:FireCapture2.6、AutoStakkert3.1.4
画像編集:RegiStax 6でWavelet処理
その他:UV/IRカットフィルター使用
木星 2021年8月29日撮影
SV503 102EDで撮影する木星は、80Mの時代と違い優しい色合いで写ります。
↓2倍に拡大しました。これでも十分鑑賞できます。白斑まで確認できますね。
土星 2021年8月29日撮影
ピントがもう少し追い込めると思います。次回頑張ろう。
↓2倍に拡大しました。本体模様、カッシーニの空隙も確認できます。しかし、本体模様のもう一本の縞模様、拡大しても見えてきません。見えないものは見えないですね。
しかし、これもけっこう鑑賞に堪えるかも。
土星 2021年8月28日撮影
↓ノイズは RegiStax で除去していますが、その上でGIMPでもノイズ軽減をしてみました。
↓ほんの少し、なめらかで見やすくなりましたがね。ほんの少し。
まとめ
太陽投影板試作品4.2.1号機は、もうグルーガンによる固定で正式版にしてもよいくらい強度が高かったです。
しかしここで正式版にするわけにはいきません。
やはり、実際の太陽で試してみて、ちゃんと投影できることを確認しなくては正式版1号機とはできません。
木星と土星は、これから精力的に撮影して、自分なりの名作を模索していきます。
特に土星、どうしてもピントが甘くなります。
まだ訓練が足りませんかね。
楽しみながら、頑張りたいと思います。
コメント