試作品の問題点
Polar Scope Align Proを使うために、iPhoneを赤経軸に平行に固定する格納装置の試作品を作成しました。
まだ、その装置が適切に作動するかどうか、わかりません。しかし、精度面、材料面、訪問者さまの皆さまからご意見をいただき、装置に欠点があることが分かりました。
上のリンクの後の方のコメント欄をご覧ください。
精度面
まず、赤経軸を貫通する長ねじの、装置への取り付け方です。試作品は結束バンドで固定しています。
これは、管理人も当初から気になっていて、ズレが起こるし、何より正確に装置に平行に取り付けることが困難です。
何か別の方法を考えないといけません。
ジョイント金具の組み立て方
一番上に写っているジョイント金具が一番下に組み立てられており、全体が斜めになっています。
右斜め下のジョイント金具と同じ高さに取り付けるのが正解でした。
↓では最初からiPhoneが斜めになってしまいます。
素材
隅から隅まで金属で作られていますが、iPhoneは磁気に敏感に反応します。素材は、木などにしないと極軸からずれてしまいます。
対応策
試作品は、管理人としてはそこそこの出来だと思っていたのですが、天体撮影に堪える極軸設定ができる出来ではなかったようです。
素材面
今考えているのは、スタイロフォームを使う方法です。
柄の部分と格納装置部分の接続の強度をどう確保するか、考えないといけませんが、成功したら、素材面、組み立て面の問題を一度に解決できます。
幸い、ビクセンM80のアリガタ化の時に大量に買ったので、ここで役に立てばお得です。
また100均等で売っている、スマホのホールド部品も視野に入れます。樹脂製なので加工がしやすそうです。
精度面・素材面
ここが一番難しいと思いますが、仮にスタイロフォームで走った場合、装置の床は平行になりますし、管理人のスキルとしては、取り組みやすいかと。
また、実物をまだ見たことがないのですが、スマホのホールド部品も使えそうです。
これらなら、金属ではないので、iPhoneが磁気の影響を受けないで済みます。
ただし、スタイロフォームで取り組む場合、切断時に誤差が出る可能性があるので、慎重に取り組む必要があります。
まとめ
いつも追尾誤差がー、って言っているのに、精度の低い試作品となってしまいました。
もっとも、実地検証をしたわけではないので、結果は分からないのですが、精度が悪いなりにも、とにかく天気が良くなって、実地検証をしたいです。
そして、訪問者さまからのアドバイスを受けて、またいろいろ試してみたいと思います。
Polar Scope Align Proを使えるようになる日が早く来るように頑張ります。
コメント
やり直しますか(^^;)
この計画の元であるアプリが地磁気を利用している時点で結末は予想できますが、いろいろ考えたりそれを実行したりその過程で得るものが大きいと思いますよ。(偉そうにすみません(^^;))
赤経軸をネジで貫く方法は簡単である程度の精度が見込める方法と思います。
アルミ合金の長ネジ類が手に入ると理想ですが・・・他の方法だと何か工作機械が無いと難しいかなぁ?
nekomeshiさんが言うように木ネジがあるといいけど、アルミよりも手に入らない気がしますね。
工作用の粘土とか手びねりプラスチックのような極望部に差し込んで成形しその後硬化してくれる材質で作るとかも考えられるけど、その成形をどうするかも難しそうだし・・・。
カメラde遊ingさん、ありがとうございます。
まあ、僕にとっては結末は予想できていなかったので、DIYとしては楽しかったです。アングルの組み方は是正しました。おっしゃるとおり勉強になりました。
何だか今夜は北極星方面が晴れそうな様相を見せているので、なんとか、実証が出来そうな感じです。でも最近は、この時間から曇りはじめるんですよね。
こうしてみると、金属というのは使い勝手がいいんですね。問題は磁気があること、それさえなければ・・・スタイロフォームも強度はあまりとれそうにありません。
ここまで粘っている取り組みなので最後までやりとげたいんですが、難しいです。がんばって何とかしようと思います。
いつもありがとうございます。アドバイス感謝します。