【天体観測器具】IRパスフィルターで木星とM35を見てみた

天体観測器具レビュー
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撮影の経緯

大きな勘違いによって購入したIRパスフィルター、

読者の方から、使い道はあるのではないかとのアドバイスもあり、返品はしないことにしました。
そこで、早速、IRパスフィルターを使った場合と、いつものUV/IRカットフィルターを使った場合を、木星と、ふたご座の散開星団M35で比べてみました。

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木星で比較

ピント合わせ

バーティノフマスクでピント合わせの支援をしてみました。1枚目で合っているような気がしますが、少しピントをいじって2枚目に調整して、撮像しました。

比較

やはり、IRパスフィルター有りの方が暗くなります。ホワイトバランスの設定に失敗しているのか、変な色がついてしまいました。
IRパスフィルターを付けたらピント位置が変わってしまい、こちらはバーティノフマスクを使わずにピントを合わせたので、その影響もあるかもしれませんが、720nm以上の近赤外線のみ透過させるというのはこういうことなのでしょうか。

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M35で比較

ピント合わせ

こちらはバーティノフマスクを自然体で使えます。
↓ずれてます。何度か調整をして・・・

↓このピントで決めました。

極軸設定

過去に撮影したこともある散開星団、そんなに長く総スタック時間は必要ありませんが、SharpCapのPolar Alignで「Excellent」な設定を狙いました。

自動追尾も完ぺきだろうと思ったら、なぜか北西にそこそこずれてしまいました。ここのところ連戦連勝だったのに、ちょっと残念です。
まあ、ズレの部分は切り取ってトリミングしてしまえばよい程度ですけどね。
なお、撮影終了後、再度Polar Alignをしてみたら、「Excellent」な設定のままでした。
ピリオディックモーションが強めに出たということでしょう。

基準恒星の決定と目標天体の導入

どの星も、M35へは同じような距離でした。ベテルギウスの東に明るい星があって、その星を基準恒星に使うことにしました。
調べてみると、ふたご座のアルヘナ(ふたご座ガンマ星。赤経06h37m、赤緯+16°23′)であることが分かりました。

ぎょしゃ座エルナト(赤経05h26m、赤緯+28°36′)にするか、ふたご座カストルにするか、アルヘナにするかという選択でしたが、目新しさもあってアルヘナにしました。結局ピント合わせをした恒星に決めたわけです。もう視野に入っていましたしね。
目標天体M35(赤経06h08m、赤緯+24°20′)までは、大した距離ではありません。一発で導入に成功です。
↓アルヘナ

撮影・比較

[撮影をした機器、ソフトウェア]
赤道儀:ビクセン社スーパーポラリス赤道儀
鏡筒:SVBONY社SV503 102ED D=102mm・f=714mm・F値7、EDアポクロマート、×0.5レデューサー使用
カメラ:ZWO社CMOSカメラASI462MC
自動追尾:ビクセン社MD-6
撮影・スタック:SharpCap 3.2 (64 bit)によるライブスタック
画像編集:画像編集:SharpCap 3.2 (64 bit) のヒストグラムによる炙り出し
その他:UV/IRカットフィルター又はIRパスフィルター使用

IRパスフィルター無しの撮影は、露出8秒間、総スタック時間2168秒間(リアルタイムダーク補正使用)、GAIN250、IRパスフィルター有の方は、総スタック時間2152秒間で、後の条件は変わりません。
こういう色の違いになるんですね。

炙り出しのレベルは同じにしたので、その点で違いはないと思いますが、 720nm以上の近赤外線のみ透過させると、こうなると、これから月とか撮影しても同じ結果になるかなあ。

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まとめ

今回の比較は、見栄えがどう変わるのかという、単純な比較でしたが、緑色が強く出ることが分かりました。
木星の撮影では、シーイングが悪く、模様の強調の実験にはなりませんでした。
いずれにしても、IRパスフィルターは持ち続けます。意地でも(笑)

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