狙い
ここのところ、銀河の撮影に連続して成功していたので、
昨夜も、銀河を撮影したいと思っていました。
しかし、空模様は、南方の空が晴れ、東方から北方の空が曇りという状況でした。
これでは、しし座や、おおぐま座に属する天体を観測することができません。
そこで昨夜はおとなしく、とも座の計画的な撮影に戻ることにしました。
計画どおり、散開星団NGC2571を撮影しました。
撮影結果
[撮影、画像処理をした機器、ソフトウェア]
ビクセンNEWポラリス-80M、D=80mmアクロマート、F=910mm、×0.5レデューサー、CMOSカメラASI462MC、モータードライブMD-5(ビクセン)
撮影及びスタッキングソフト:SharpCap 3.2 (64 bit)で撮影・ライブスタック
画像編集ソフト:SharpCap 3.2 (64 bit)、GIMPで炙り出し・色レベル調整・ノイズ軽減
撮影場所:自宅ベランダ
SharpCapによる炙り出し版
露出8秒間、総スタック時間1800秒間、GAIN220~260。
かなり美しく撮影できたかも。左下の光害さえなければもっとよかったのに。
星の数は、ライブスタックのし始めは7つくらいでしたが、徐々にGAINを増やしたこともあり、最終的には20前後まで増えました。
おかげで、無視されたフレームは少なかったです。
また、ノイズリダクションも、星の数が少ないときは、上手に使えば、2つから3つくらいは増えるので便利です。星の数は7つあれば、ライブスタックが進みます。
しかし、この空域は、光害からは逃れられないようです。残念。
GIMPによる炙り出し版
今回は、SharpCapによる炙り出し版の方が優れている気がします。良い色が出ているのはSharpCapによる炙り出し版のような。こちらは、奇麗ですが、少し淡白ですね。
しかし、光害以外のノイズも見られます。やっぱりもっと撮影時間を増やさないといけないんでしょうか。
現在30分間の総スタック時間、相当頑張っているつもりなんですが。30分間、望遠鏡とパソコンに張り付いているんですけどね。
昨夜は暖かかったので、楽でしたけど。
まとめ
銀河の撮影はできませんでしたが、NGC2571が結構奇麗な散開星団だったので、満足しています。
明日からしばらく天気が悪いようなので、空の半分は曇っていたけど撮影できて良かった。
今回スタック画面が、異常な色を示していたので、仕方なく、雷ボタン(Auto Color Balance)を使いました。おかげで、普通の色になりましたが、なんであんな色になるかなあっていうくらい異常な色になります。
空は黒いのだから、そのとおりになってくれと思っているだけで、贅沢な願いではないと思います。
おかしな色のスタック画像だと、炙り出しで余計なノイズが入ります。
かと言って、夜空の色に近づけるためにGAINを減らすと星の数が足らなくなるし、色々と悩みは尽きません。
まだまだ修行が足りないということでしょうか。
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