概要
皆既月食と天王星食の興奮も冷め、昨夜は、静かで奇麗な月夜でした。
月は奇麗でしたが、撮影したいDSOはほぼ全滅で、惑星を観測・撮影することにしました。
狙いは木星です。大赤斑が見えているようなので、名作を生むチャンスです。
しかし、シーイングが悪く、ピントが合わせにくく、名作とはなりませんでした。
それでもまずまずな出来なので、記事にすることにしました。
今回も縞模様を水平にするのを忘れました。やはり、斜めっているのは格好が悪いですね。
また、今回は暗い画像になりました。これまでは、明るすぎたので、暗めにしたのですが、失敗です。どうもヒストグラムの設定が上手くないようです。
今回3枚の画像を掲載しましたが、画像③が一番出来が良いと思われます。暗斑がかろうじて分離して、ぽつぽつに見えます。北赤道縞もこもこしています。
しかし、大赤斑の色が薄い。ピント合わせもやりにくいです。
木星の画像
[観測・撮影に使用した機材及びソフトウェア]
赤道儀:ビクセン社スーパーポラリス赤道儀
鏡筒:SVBONY社SV503 102ED D=102mm・f=714mm・F値7、EDアポクロマート、×2バローレンズ使用
カメラ:CMOSカメラZWO社ASI462MC
自動追尾:ビクセン社MD-6
撮影・スタック:SharpCap 4.0による撮影(90秒間)、AutoStakkert3.1.4によるスタック
画像編集:RegiStax 6でWavelet処理
使用フィルター:UV/IRカットフィルター
撮影場所:自宅ベランダ
撮影日時:2022年11月9日
画像①
画像⓶
画像③
まとめ
今回も不発に終わった感があります。シーイングが悪い季節がやってきたのでしょうか。
大赤斑をもとに自信をもってピントを合わせたつもりなのですが。
それとも、昨夜のシーイングではこれが限界だったのか。
とにもかくにも、まずまずな出来ということで、結論としたいと思います。
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