概略
木星は大好きで、若いころ頻繁に眼視観測していました。
そして今は、パソコンを使って撮影をしています。大きな進歩だなあ。
木星で衝撃的だったのは、Wavelet処理です。
見えなかった部分が、ギュイーンって見えてくる様には驚くしかありません。
そんなことで、ピンボケな木星が、キレ味のある木星に生まれ変わったさまをまとめてみたいと思います。
木星の画像
[撮影に使用した機器、ソフトウェア]
赤道儀:ビクセン社スーパーポラリス赤道儀
鏡筒:SVBONY社SV503 102ED D=102mm・f=714mm・F値7、EDアポクロマート、×2バローレンズ使用
カメラ:CMOSカメラZWO社ASI462MC
自動追尾:ビクセン社MD-6
撮影・スタック:FireCapture2.6またはSharpCap 4.0による撮影、AutoStakkert3.1.4によるスタック
画像編集:RegiStax 6でWavelet処理
使用フィルター:UV/IRカットフィルター
やはり出来の良い(良く見える)木星の画像は、大赤斑が見えています。
全体のシルエットが締まるし、何よりピントを合わせやすいです。
ただし、まだWavelet処理のお世話にはならないと、納得のいく画像にはなりません。
↓の画像には、Layer1のレバーをいっぱいっぱいに右にひいてPreviewは100、Sharpen0.13のWavelet処理を施してあります。
また、徐々にではありますが、木星が大きくなってくる様を撮影することにもなっていました。焦点距離は1428mmでずっと変わらずです。切り取ったりしていますが、トリミングはしていないので、以下の画像で視直径の目安にできます。
2022年7月31日撮影
2022年8月2日撮影
2022年8月24日撮影
10月1日撮影
まとめ
良い木星の画像を得ようと思ったら、大赤斑が見える時を狙うのが一番ということがよく分かりました。
これからも大赤斑狙いで撮影してみようと思います。
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