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【天体観測機器】旧鏡筒ビクセン80Mのアリガタ化の方法はないだろうか

天体観測器具レビュー
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最終ミッション:旧鏡筒80Mのアリガタ化をしてみたい

天気が悪く、新望遠鏡SV503 102EDは、眺めて愛でてばかりの日々です。
実は、今回の新望遠鏡購入ミッションの最終段階が残っています。

旧鏡筒ビクセン80Mのアリガタ化です。

旧鏡筒と心鏡筒で見え味を比べたり、時には旧鏡筒で高倍率に上げて惑星を観測したり。
SV503 102EDの焦点距離は714mm、バローレンズを使って1428mm、旧鏡筒ビクセン80Mは焦点距離は910mm、バローレンズを使うと、1820mmになります。見え味はともかく、拡大率は80Mが上です。

ということで今のアリミゾに、80M↓を載せたいのです。

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簡単かに思われた・・・

鏡筒バンドにアリガタプレートを付けて、NEWポラリス赤道儀のアリミゾにはめればよいだけだよねって簡単に思っていました。
アリガタのお値段も高い。3,780円しました。

そして、鏡筒バンドにアリガタを取り付けました。
付きました。
で、このアリガタを取り付けたボルトをねじ込んでいけば、鏡筒バンドが締まっていくものかと・・・

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鏡筒バンドは締まらない

いくらボルトをねじ込んでも、鏡筒バンドは締まりませんでした。
こんなに狭い場所にナットを使ってもみました。これ、結構大変でした。
しかし効果はなく・・・見た目はアリガタ化ができているのに。

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原因

おおかたの鏡筒バンドは、バンドが、パカって開いて鏡筒が取り出せます。
そして、締めるのは、その開けるところについているノブボルトなどでしょう。

ところが80Mはそうではありません。鏡筒バンドはパカって開かないのです。
赤道儀の架台部分の耳と呼ばれる部分を鏡筒バンド下部を貫通したノブボルトを締めて、耳に力を加えていくことで、鏡筒バンドが下に引っ張られ、架台に鏡筒が押し付けられ、鏡筒が固定される仕組みです。

耳はアリミゾの土台に使っているし、鏡筒バンドを下に引っ張る力点になるものがいるわけです。
今、それがないから、どうねじ込んでも鏡筒バンドはしまらない。

どうしましょうか。立派なアリミゾはついちゃったのですが・・・

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考えよう

とにかく無い頭をひねって考えよう。↓の愛機に火を入れるために。
ビクセン80Mは、とても頑張ってくれたし、まだ頑張れます。

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例えば・・・

鏡筒バンドを中古で購入

例えば、お金はかかるけど、鏡筒バンドを中古で購入するとどうでしょうか。
鏡筒バンドのネジの規格が合うものを探さないといけません。
これアリミゾを付けるときに調べたんですが、インチネジで1/4でした。

インチネジって、ホームセンターで品ぞろえ悪くないですか?
今回使っているボルトとナットも探すのに結構苦労しました。

このねじサイズを採用している鏡筒バンドはあるだろうか・・・

鏡筒バンドと鏡筒の間に、木製の楔のようなものを打ち込む

これはなかなか、現実的なように思えます。お金もあまりかからないし、加工もそんなに難しくないです。

とにかく鏡筒とアリミゾを縛り上げてしまう

結束バンドなどを使って、80Mとアリミゾを縛り上げたらどうでしょう。もちろんアリミゾとアリガタの合体部分はよけて。

鏡筒バンドに力の入る細工をする

この矢印部分のあたりに、それなりの弾力性のあるものを入れ込んで(鏡筒に接している)それをボルトで締めこんで、今度は逆に鏡筒をバンドに押し付けて固定してみたら?
管理人のDIYスキルでは、そのような細工は無理に思えます。

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まとめ

色々アイディアが、考えれば出てくると思うので、継続検討事項にしたいと思います。
なお、ネット検索では、方法は見つけることは出来ていません。

ビクセンM80は立派な鏡筒で愛着もあるので、ここで運用終了は寂しすぎる。

がんばって、無い知恵を絞ろうと思います。

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コメント

  1. カメラde遊ing より:

    スペースの余裕が分かりませんが、高ナットを使えば簡単じゃないですかね?
    そのナットの鏡筒側に緩衝材を付けておいてアリガタ取り付けネジを利用して押し上げればいいのでは?
    サイズ感はお任せしますが、緩衝材は手軽に木片とか何か加工しやすいもので。
    鏡筒の外径に沿うようにRがつけられれば尚いいでしょう。
    木片等に高ナットが入るサイズより少し大きく穴を掘っておけば、高ナットの回転に引きずられる事もないでしょう。
    鏡筒と接する面積は許す限りの最大サイズで、鏡筒への負荷を減らす工夫も必要かな。
    こういうのを考えるのは面白いですよ。
    いくつか考えて最適な方法が見つかるといいですね♪

    • sanpojin より:

      カメラde遊ingさん、いつもありがとうございます。

      なるほど、高ナットで押し上げるんですね。思いつかなかったです。とても素晴らしいアイディアですね。
      この案をそのまま採用したくなるなあ。
      なるほど、緩衝材に穴を開ける、細やかな気遣いです。鏡筒に負荷をなるべくかけない工夫は必須ですね。
      カメラde遊ingさん、すごいですよ。僕なんか考えるのは楽しいけど思いつかないです。

      アドバイス、ありがとうございます。これからもよろしくお願いします。

  2. カメラde遊ing より:

    鏡筒とアリガタの間隔より厚い硬めのスポンジを鏡筒バンドとアリガタの間に挟むだけでいいかも?
    挟んでおいてアリガタを取り付ければスポンジの膨らむ力で固定出来るんじゃないのかな?
    これならスポンジ代金だけで済むし。
    ホームセンターで手に入りやすい素材だろうし。
    加工しやすいからアリガタ形状/鏡筒形状に合わせて加工して圧力が掛かっても横に逃げないようにしておけば安心できると思う。
    いろいろ考えられますね。

    • sanpojin より:

      カメラde遊ingさん、続けてありがとうございます。

      なるほど、スポンジの反発力を使うのですね。確かにいけそうです。
      加工も楽だし、これも素晴らしいアイディアです。カメラde遊ingさんはアイディアの宝庫ですね。この記事を書いておいてよかったです。
      ほんと、色々考えられますが、僕にはさっぱり良い案を思いつきません。

      アイディア、ありがとうございます。引き続きよろしくお願いします。

  3. きよりん より:

     こんにちは。天リフさんのTwitterでのこちらのブログ紹介からお邪魔します。

    わたしもビクセン80Mを所有しています。この鏡筒に合う鏡筒バンドですがビクセンの SX鏡筒バンド90mm が取り付けられます。
    https://www.vixen.co.jp/product/2664_01/

    ただこの鏡筒バンドは対物レンズセル、または接眼部を外して差し入れる構造なので対物セル他が容易に外せないと取り付きません。
    古い鏡筒ですと対物レンズセルのねじ込みが固着してしまっている場合がありますので。

    そのほかには、
    http://www.astrostr.com/shopdetail/000000000384/0106/page2/order/

    この「AstroStreet アルミ製鏡筒バンド 2個セット 90mm径」が取り付きます。こちらですとバンドが分割式なので鏡筒はなにもせずに取り付きます。
    わたしはこれを使っています。アリガタ取り付けねじは 6mm のミリねじです。

    ご参考までに。

    • sanpojin より:

      きよりんさん、ご訪問とアドバイス、ありがとうございます。

      合う鏡筒バンドがあるのですね。確かに鏡筒バンドを使うのが一番堅いと思います。
      確かにこの鏡筒バンドは外せません(鏡筒を分解する自信もないです)が、隅に寄せて固定しておくことは可能ですので、この案はとても良い案です。助かります。
      とても参考になります。僕なら見つけられなかったかもしれません。

      アイディア感謝します。これからもよろしくお願いします。

    • sanpojin より:

      きよりんさん、すみません、勘違いしていました。ビクセンのは、開閉しないタイプなんですね。それで取り付けられないかもということですね。どうしてビクセンの鏡筒バンドは、そういうタイプなんでしょうね。
      勘違いの修正でした。失礼いたしました。

      • きよりん より:

        こんばんわ。きよりんです。

        80M 鏡筒の分解方法ですが、フードと対物レンズ(セル)はねじ込み式です。左に回転させると外せます。
        もし、堅くて回せないようなら接眼部のネジ三カ所を取ると接眼部が外せます。その時には同じ位置に戻せるようにテープなどで合いマークを付けてから外した方が良いでしょう。

        また、接眼部を外すときに堅いとき、たたいて外す場合は傷が付かないように木槌やゴムハンマーなどを使い、決して金槌でたたかないようにしてください。

        色は違いますが、同じ 80M 鏡筒です。分解した写真を以下に示します。

        https://imgur.com/a/bwHCA7X

        • sanpojin より:

          きよりんさん、ありがとうございます。

          分解方法、教えていただきありがとうございます。古いからきっと分解は大変でしょうね。紹介していただいた写真からも大変な様子がよく分かります。
          ちょっと分解は怖いです。できれば分解は避けたいです。
          怖いもの見たさはありますが、戻す時に、光軸とかずれてしまいそうで・・・

          でも、情報をいただき感謝します。これからもよろしくお願いします。

  4. きよりん より:

    追伸です。
    もし、フードや対物レンズセルを外して再度取り付けるときはネジをかじりやすいので十分慎重にねじ込んでください。ネジが正常にはまった場合は軽く回転します。

    • sanpojin より:

      きよりんさん、アドバイスありがとうございます。引き続きよろしくお願いいたします。ねじはいかにもかじってしまいそうです。

  5. ねこめし より:

    ボルトで木などを挟んで締めるだけだと鏡筒バンドとアリガタが固定できないので、アリガタとボルトの根本の間にナットを入れて、ナットでアリガタを鏡筒バンドに固定してやる、というのが一番安い方法ですかね。でも鏡筒バンドを入れ替えるのがやっぱりスマートですね。

    • sanpojin より:

      ねこめしさん、ありがとうございます。

      確かにそうですね。その方法が良いと思います。
      みなさん、よくそこまでアイディアを思いつくことができますね。素晴らしいです。
      確かに鏡筒バンドの取り換えというのが、一番確実そうです。

      アイディア、感謝します。引き続きよろしくお願いいたします。

  6. ak_uchi より:

    下記のような部品を追加取り付けするのはどうでしょう。(モノタロウのwebページへのリンクになります)
    防振脚座オーレッグレベルアジャスター
    https://www.monotaro.com/p/4896/7457/

    どう使うかというと
    アリガタプレートにM8ネジを2か所追加加工します。加工する場所は鏡筒バンド取付穴のすぐ内側あたりがいいかと思います。
    で、アリガタプレートに上記レベルアジャスターを取り付けてから鏡筒バンドを取り付け、アジャスターを鏡筒を押す突っ張り棒にしてやります。
    いかがでしょう。
    (鏡筒とアリガタプレートとの隙間にレベルアジャスターが入るのかが少し心配ですが)

    • ak_uchi より:

      こんなのもありますね。
      防振ゴム(片側オネジ)
      https://www.monotaro.com/g/00697280/
      他にも使えるものがあるでしょうからいろいろ探してみてください。

      • sanpojin より:

        ak_uchiさん、ありがとうございます。いろいろな種類があるんですね。これを機会に、少し勉強してみたいと思います。
        しかしさんak_uchiさん、よく色々な物をご存じですね。すごいです。

    • sanpojin より:

      ak_uchiさん、ありがとうございます。

      なるほど、こんなねじがあるんですね。これはすごいアイディアです。
      鏡筒とアリガタプレートの距離は、2.5cmほどです。
      ねじを切るというのが、僕にとっては上級手段です(^-^;
      しかし、有効な手段ですね。よく考えてみます。

      いつもアドバイス感謝です!

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