西方最大離角の日時は?
未明から明け方に東の空に輝く金星が、太陽から最も離れて西方最大離角となります。日時は8月13日09時14分です。
こよみ用語解説 天象 - 国立天文台暦計算室
光度は?
日の出3時間前にはすでに地平線上に昇ってきており、日の出1時間前の高度は30度近くに達します。光度は-4.3等と非常に明るく輝いており、まさに「明けの明星」というにふさわしい存在感です。
太陽とはどのくらい離れるの(離角距離)?
約46°離れます。金星の最大離角は47°くらいですから、今回がいかに高度が高いかわかりますね。
楽しみ方は?
明け方の東天では、東京の場合、で1時30分頃に金星が昇ってきますので、思いがけなく金星の速い登場に驚くでしょう。
前述のように今回の離角は、かなり大きい部類にはいるため、このチャンスを逃す手はありません。日の出一時間前には30度近くに達しますから、この辺りが観測の絶好機でしょう。天体望遠鏡に高い倍率をかけて観測して見ましょう。
8月中旬の明け方にはすでに冬の星座たちが東の空に見えており、明るい星々が多いですが、その中にあって金星は別格の輝きを見せています。ぜひ早起きして眺めてみましょう。管理人は、その早起きが。。天文ファン失格です。
今後は?
東天で、現在ふたご座付近に位置している金星は、今後かに座のプレセペ星団(9月中旬ごろ)、しし座の1等星レグルス(10月上旬ごろ)、おとめ座の1等星スピカ(11月中旬ごろ)と接近します。
今後、来年1月上旬ごろまで明けの明星として輝き、来年5月ごろから宵の明星として夕方の空に見えるようになります。
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