目次
経緯
ライブスタックから卒業すべく、手動コンポジットに挑戦中です。
これまでは、球状星団、見つけやすい惑星状星雲、明るい銀河で練習してきました。
今のところ、納得いっている出来なのは、M92とM104です。
リング状星雲は、自動追尾のせいで画像そのものが変な形になったのが気に入らないのであって、コンポジットが失敗しているわけではありません。
しかし、今回撮影したNGC6888三日月星雲とM64黒眼銀河、三日月星雲はそこそこいけましたが、黒眼銀河は完敗です。スタックされたのかどうかも定かではありません。
楽しみにしていたので残念です。
↓黒眼銀河を追尾・撮影する、ビクセン社スーパーポラリス赤道儀、ビクセン社モータードライブMD-6、SVBONY社鏡筒SV503 102ED
練習の成果
[撮影に使用した機器、ソフトウェア]
赤道儀:ビクセン社スーパーポラリス赤道儀
鏡筒:SVBONY社SV503 102ED D=102mm・f=714mm・F値7、EDアポクロマート
カメラ:ZWO社CMOSカメラASI462MC
自動追尾:ビクセン社MD-6
撮影・スタック:SharpCap 4.0 (64 bit)による撮影、GAIN300、8秒間のフレーム450枚を撮影・DeepSkyStackerによるコンポジット・ダーク補正・フラット補正
画像編集:GIMPによる色レベル調整・影-ハイライト調整
使用フィルター:×0.5レデューサー、UV/IRカットフィルター
撮影場所:自宅ベランダ
撮影日:2022年5月25日水曜日
NGC6888三日月銀河
この天体のコンポジットはうまくいっているのではないかと思います。ただ淡すぎ・・・
フレーム
フレームはしっかりしていると思います。ライブスタックなら、このビューを積み重ねていけば良い結果が出ると思います。
コンポジット後
しかし、450枚(一時間)のフレームを積み重ねても、三日月の「み」もみあたりません。フレームと同じような感じで、露出時間を増やしたような効果がほとんど見当たりません。
強調後
それでも一応、強調処理をと思い、かなり頑張って、↓の画像を得ました。
強調しても三日月が淡すぎます。これもライブスタックした時に負けました。
カラー化以前の問題ですね。
↓因みに、ライブスタックで撮影したもの、まあ色がついているから差がついているようなだけなのかもですが。
M64黒眼銀河
これに関しては、完全に失敗で、納得いきません。早く再トライしたいです。
フレーム
黒眼銀河については、強調もままならないほど失敗するのですが、フレームが暗すぎるのでしょうか。パソコン画面では、そこそこ明るかったのですが・・・
コンポジット後
↓これがコンポジット後です。コンポジットされたのかどうかも分かりません。
しかもこれ、二重にずれています。なんで二重にズレたりしたんだろう。
強調後
強調後の画像は掲載することが意味がないくらい。
今回は完全な失敗です。
まとめ
今回、三日月星雲と黒眼銀河に共通していることは、フレームが暗いことです。GAINは350乃至400必要だったのかもしれません。
今回の予測はそんな感じとして、今回のGAIN300を超えると、フレーム画面が白くなりすぎていました。それでもなお、フレームの撮影でGAINを上げることができるか、次回の撮影で早く試してみたいです。
また、DeepSkyStackerの使い方もまだあやしいので、要研究です。
さらに、コンポジットソフトも、他のものも試してみたいです。
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