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【天体観測】DeepSkyStacker によるコンポジットと星の数について

天体撮影に関する事項
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概要

続けている、手動コンポジットの練習、
一昨日の練習では、M64黒眼銀河の結果に納得がいきませんでした。

コンポジットされた結果が、ほとんどフレーム単体と変わりなく、本当にスタックされていたのかという疑問があったのです。

管理人はコンポジット用のソフトにDeepSkyStackerを使っています。
黒眼銀河のコンポジット中、パソコンの前を外さないといけなかったのですが、昨日あーでもないこーでもないといじっていたら、おそらくフレーム2から3枚程度しかスタックされていないことが分かりました。
なお、全体では8秒間のフレームを450枚使っていて、最後の方は家の軒にかかってしまいました。

ソンブレロ銀河と三日月星雲は、うまくスタックできたのに、なぜか・・・

そういえば、Samさんが前に、DeepSkyStackerの使い方を教えてくださったことを思い出しました。
スタックのパラメーターについてです。
赤矢印をクリックすると、以下のようなダイアログボックスが出てきて・・・

そのダイアログボックスのタブAdvancedをクリックすると、恐らく、スタックの位置決めに使う星の数を設定するスライダーが現れます。
スライダーの下のボタンをクリックすると、必要な星の数が出てきます。

この数が多すぎても少なすぎてもいけないようで、管理人は、黒眼銀河のような暗い銀河は、400個くらいでうまくいきました。
星の数が多かったから、三日月銀河、ソンブレロ銀河は、ある意味放置でもうまくいったのです。

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黒眼銀河コンポジットやり直し

星の数300程度でコンポジットをやり直してみました。

[撮影に使用した機器、ソフトウェア]
赤道儀:ビクセン社スーパーポラリス赤道儀
鏡筒:SVBONY社SV503 102ED D=102mm・f=714mm・F値7、EDアポクロマート
カメラ:ZWO社CMOSカメラASI462MC
自動追尾:ビクセン社MD-6
撮影・スタック:SharpCap 4.0 (64 bit)による撮影、GAIN300、8秒間のフレーム450枚を撮影・DeepSkyStackerによるコンポジット・ダーク補正・フラット補正
画像編集:GIMPによる色レベル調整・ノイズ軽減
使用フィルター:×0.5レデューサー、UV/IRカットフィルター
撮影場所:自宅ベランダ

フレームを100枚使用

コンポジット直後

最初にコンポジットした時は、平板な感じだったのが、立体的に隆起しているのが分かります。
フレームのほとんどがスタックされたようです。

強調後

淡い銀河と中央の模様が確認できるようになりました。少し物足りない?

フレームを300枚使用

コンポジット直後

さらに黒眼銀河がはっきりしてきたようです。宇宙にくぼみが出来ているように見えます。

強調後

中心の突起(くぼみ?)がよりはっきりして、眼に近づいてきました。

フレームを350枚使用

コンポジット直後

上の条件の画像とあまり変わりませんが、少しだけ凹みの周りに白い雲のようなものが確認できます。

強調後

少し管理人が力を入れすぎた面もありますが、銀河の姿がはっきり分かります。はっきりとした目ではありませんが、中央のくぼみが、眼を思わせます。

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まとめ

毎度のことで、またSamさんのアドバイスに助けられました。

そして、コンポジットの注意点をまた一つ得ることが出来たので、充実した撮影訓練でした。
確かにライブスタックでも、星の数が少ないと進まなかったですから、それと同じことなんですね。

あと、色々な方のブログを拝見させていただいて、ステライメージが欲しくなりました。
微妙にお値段が高い(^-^;

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