概要
先般の記事で、ケフェス座の散光星雲NGC7380「The Wizard Nebula」の画像を再編集しました。
最後の仕上げに、恒星無し画像と恒星のみ画像の合成をしたのですが、合成結果の恒星が暗かったのが気になりました。
管理人は、訪問者さまに教えていただいていたのに忘れてしまっていたのですが、GIMPには色々な合成方法があります。その方法なら、暗くなるどころか明るくすることもできます。
今度は忘れないように、備忘録として記事にしておきたいと思います。
画像の合成方法(一部)
元レイヤー①(恒星のみ画像)
![](https://soranoosanpo.net/wp-content/uploads/2022/06/Autosave02_sd_star色レベル-2-1024x580.jpg)
元レイヤー⓶ ①に②を合成します
![](https://soranoosanpo.net/wp-content/uploads/2022/06/Autosave02_sd_starlessトーンカーブ-2-1024x580.jpg)
↓因みに、初期の記事で掲載した合成画像。力技でやったものです。
![](https://soranoosanpo.net/wp-content/uploads/2022/06/Autosave02_sd_star色レベル合成-3-1024x580.jpg)
合成モードは、GIMP右下「モード」をクリックすると出てきます。
![](https://soranoosanpo.net/wp-content/uploads/2022/06/gimp-1024x576.jpg)
加算
まずは加算という方法です。要するにコンポジットをしているわけですね。合成結果は・・・
![](https://soranoosanpo.net/wp-content/uploads/2022/06/Autosave02_sd_starlessトーンカーブ加算合成-1-1024x580.jpg)
初期編集版と比較してみます。明らかに恒星の力が強くなっています。
![](https://soranoosanpo.net/wp-content/uploads/2022/06/Autosave02_sd_star色レベル合成-3.jpg)
![](https://soranoosanpo.net/wp-content/uploads/2022/06/Autosave02_sd_starlessトーンカーブ加算合成-1.jpg)
もう一枚恒星のみレイヤーを加算合成してみます。さらに恒星が明るくなりました。
![](https://soranoosanpo.net/wp-content/uploads/2022/06/Autosave02_sd_star色レベル加算合成2-1024x580.jpg)
比較(明)
夜景や星の軌跡、ホタルなどを撮影するのによく用いられるようです。加算合成に比べると若干暗めですが、初期編集画像よりは明るいです。若干暗めなのは、一番上のレイヤーを少し控えめにしたいニーズに応えるためでしょうか。
![](https://soranoosanpo.net/wp-content/uploads/2022/06/Autosave02_sd_star色レベル加算合成3比較明-1024x580.jpg)
繰り返しになりますが、加算合成よりも比較(明)合成の方が若干暗めになります。
![](https://soranoosanpo.net/wp-content/uploads/2022/06/Autosave02_sd_starlessトーンカーブ加算合成-1.jpg)
![](https://soranoosanpo.net/wp-content/uploads/2022/06/Autosave02_sd_star色レベル加算合成3比較明.jpg)
まとめ
あとは、乗算、比較(暗)等、いろいろあるのですが、今回のような合成に使えるのは、上記くらいだと思います。
ほんと、合成方法についてはすっかり忘れていました。この記事で記憶に焼き付けたいと思います。
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