経緯
先週土曜日9月18日に完成した太陽投影板本番機。
太陽が顔を見せる時を心待ちにしていました。
しかし、全国的な天候不順、太陽はなかなか顔を見せてくれませんでした。
しかし、ようやく昨日9月19日、ほんの少しの時間だけ、太陽投影板に映る力のある太陽が雲間から顔を出してくれました。
即、太陽観測専用機NEWポラリス80Mをベランダに出して、ちゃんと投影板上に投影されるか、ねじれはないかなどをチェックしました。
正直言って、完成はしたけれど、きちんと投影されるかどうか心配していました。
ファーストライトの結果
ファーストライトの結果は↓です。
見事に中央に円の太陽が投影されました。大成功です。
投影板の紙には、直径10cmの円を書いて準備していたのですが・・・
どんぴしゃりなんです!
まいくろさん、あなたの計算は完璧でした。
目を皿のようにして見ましたが、残念ながら、黒点を見つけることはできませんでした。
なお、投影板に太陽光が入っており、やはり出来上がりは少々ねじれてしまったようです。観測に支障がある大きさではないですが。
ファインダー太陽投影板との干渉
ファインダーを覗くときに、太陽投影板が、管理人のほっぺたに当たることが分かりました。
流石にここまでは想定できませんでした。
太陽投影板にはなるべく負荷はかけたくないので、ドローチューブをいっぱいまで出して、ファインダーと太陽投影板を離して、太陽導入をすることで何とか問題は解決されました。
アイピースの問題
所有しているアイピースはバルサム面のある、ケルナーやオルソ、バルサム面のないH.M12.5mmですが、今回は短時間ということもあり、ケルナー20mmを使いました。
しかし、これからもずっとそういうわけにはいきません。バルサム面が溶けてしまったら、アイピースは使い物にならなくなります。
残る望みはH.M12.5mmだけです。なお、試しにH.M12.5mmで投影してみると・・・
見事にはみ出しました。
そこで、ヤフオクで、接眼部を24.5cmから31.7cmに上げるアダプターをヤフオクで落としました。
送料込みで820円。
これがあれば、プローセル20mmが使えるようになります。
バルサムは松の樹脂で、太陽の熱で溶けやすいですが、最近のアイピースは接着剤でレンズを貼り合わせているので、太陽観測OKなのだそうです。
太陽投影観測をするにあたり必要となるもの
太陽投影板に太陽を写して観測するには、一般的なグッズが必要です。
我が家も一家に一本コンパスとなりました。 昔ながらの鉛筆削り(電動のがあったのですがつい最近廃棄してしまっていました) 筆圧を押さえてスケッチのできる濃い目(2B)の鉛筆 スケッチ用紙を固定するクリップ。風を考慮すると4つ必要かと思います。他に便利グッズがあるかもしれませんので、100均巡りをしてみます。
本日の天気
今日は、晴れ間が比較的長く続くようです。
太陽投影板本番機の出番です。
とても楽しみです。
太陽が、近くの公園の木立を越えてくるのは9時過ぎです。NEWポラリス80Mをベランダに出して、簡単な極軸出しをして、自動追尾をセットして待ちます。
ワクワクします。
まとめ
昨日ファーストライトができたのは本当にラッキーでした。晴れ間が出たのはその時間だけで、あとは雨でした。
今は黒点の活動がとても不活発とのことで、黒点が投影されるかどうかわかりませんが、太陽黒点を投影された太陽像から探す作業だけでも楽しいです。
果たして投影紙に2B鉛筆の筆跡は入るのでしょうか。
入ってほしいと思います。
コメント
「ゼムクリップ」よりは「ダブルクリップ」、無ければ「洗濯ばさみ」の方が使い勝手が
いいと思います。(あくまでも個人の感想です。)
まいくろさん、こんにちは。ありがとうございます。
たしかにダブルクリップや洗濯ばさみが便利ですよね。ゼムクリップはクリップしずらいし、固定力も低いです。家に洗濯ばさみが余っているから、洗濯ばさみにしようかな。
今日は黒点が一つ見えました。しかし、アイピースを使って観測したところ、投影板では見えない黒点群がもう一つ見えました。投影する時のピントが甘かったか、単なる老眼か。
しかし、投影板は面白いです。黒点探しがなかなか楽しい。
アドバイス、ありがとうございます。これからもよろしくお願いします