環境
寒かったです。それでも気温は4℃あったんですね。鼻水が垂れました。
昨夜は一昨日違う天体を撮影してしまった、ふたご座の散開星団NGC2158を撮影しなければなりませんでした。
リベンジです。
一天体だけでは物足りなかったので、ファインダーを覗きやすい高度の天体を物色したところ、おおいぬ座の散開星団NGC2360を撮影することにしました。
撮影結果
昨夜は2天体とも、とても満足のいく結果でした。天の川は見えないけど、散開星団が望遠鏡で観測できれば良いかと思います
[撮影、画像処理をした機器、ソフトウェア]
ビクセンNEWポラリス-80M、D=80mmアクロマート、F=910mm、×0.5レデューサー、CMOSカメラASI462MC、モータードライブMD-5(ビクセン)
撮影及びスタッキングソフト:SharpCap 3.2 (64 bit)で撮影・ライブスタック
GAIN:220
画像編集ソフト:GIMP(色レベル補正で炙り出し)
撮影場所:自宅ベランダ
ふたご座NGC2158(露出30秒間、総スタック時間990秒)
基準天体はベテルギウス。結果として導入は順調でした。NGC2158はすでに天頂付近にあり、いつものごとく、赤経微動ハンドルが三脚にひっかりました。
そこで、極軸の西側にあった鏡筒を、よいしょして東側に持ってきて撮影しました。
この事態になった場合の目盛環の見方が、管理人はあやふやで、例のサイトにお世話になりました。
最初に行きついた場所に、薄暗い雲のようなものがあるなあ、と思ったんです。
例のサイトで調べたら、それがNGC2158でした。
結構暗かったのですが、視等級は8.6と、決して暗くありません。
撮影したら、とても明るい、細かい星がぎゅっと詰まった散開星団であることが分かりました。
美しい散開星団です。細かい星の集まりというのが奇麗で、とても気に入りました。
昨夜は、ピントを追い込みなおしたのですが、この画像を見る限り、追い込みには成功した気がします。
↓これを見た時は、とても目標天体とは思えなかったんですよ。
おおいぬ座NGC2360(露出30秒間、総スタック時間600秒)
基準天体はシリウスです。
この天体は、はっきり星団と分かりましたので、付近に星団がなかったことから、例のサイトの確認無しで撮影を開始しました。
これもとても奇麗ですね、真珠のネックレスをくしゃくしゃにしたみたいです。
散開星団は何となく地味な印象ありますが、実はとても奇麗です。
↓こんな立派な散開星団が画角に入ればすぐにそれとわかりますね。
まとめ
リベンジにも成功し、でもかえって、きれいな天体を見ることができて幸せな気分でした。
冬の空には、まだまだ多くの散開星団があります。
寒さに負けず、美しい天体目指して、観測していこうと思います。
何度も書くのですが、やはりモータードライブの自動追尾にずれが生じます。30秒間くらいはピタッと止まってほしいのですが、35年間の月日を経ているモータードライブ、動いているだけでも幸せか。
このあたりは、極軸も追い込みつつ、のらりくらりとやっていこうと思います。
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