経緯
この頃開始したというか命名した、ぎょしゃ座の散開星団を再撮影して回る、ぎょしゃ座散開星団の旅、
今回は第3弾です。今回のねらいは、ぎょしゃ座の5角形の中にあるNGC1857です。
ぎょしゃ座の散開星団らしく、美しい姿でしょうか。
再撮影結果 2021年11月13日撮影
極軸設定
完全にお馴染みとなった、SharpCapのPolar Align機能、今回も「Excellent」な極軸設定となり、誤差は1′より少なく設定できました。
ここのところは、少しでも長く、追尾誤差が少ないように、そこに差があるかどうかは分かりませんが「Excellent」をあえて狙っています。
追尾精度は、そのせいか、とても高いです。ノータッチのライブスタックで30分、ほとんど誤差がありません。
導入
位置的にはカペラに近く、迷わずカペラ(赤経 05h16m、赤緯+45°59′)を基準恒星に選びました。
目標天体NGC1857(赤経05h20m、赤緯+39°20′)まで散歩レベルの距離。
導入には二度の追い込みを必要としました。
散開星団の導入は比較的簡単なのですが、なかなか一発で導入できることは少ないです。
↓カペラです。これも、もうすっかりお馴染みになりました。
撮影結果
[撮影をした機器、ソフトウェア]
赤道儀:ビクセン社スーパーポラリス赤道儀
鏡筒:SVBONY社SV503 102ED D=102mm・f=714mm・F値7、EDアポクロマート、×0.5レデューサー使用
カメラ:ZWO社CMOSカメラASI462MC
自動追尾:ビクセン社MD-6
撮影・スタック:SharpCap 3.2 (64 bit)によるライブスタック(リアルタイムダーク補正機能使用)
画像編集:画像編集: GIMPによる色レベル・彩度調整
その他:UV/IRカットフィルター使用
露出8秒間、総スタック時間1800秒間(リアルタイムダーク補正使用)、GAIN270、での撮影です。
やはり天の川あたりの天体はとても賑やかできらびやかですね。
撮影のし甲斐があります。
SharpCapのヒストグラムによる炙り出し
ちなみにSharpCapのヒストグラムで炙り出しした画像はこちら↓
若干背景がクリアではないかなと思いますが、炙り出し条件が違うので、掲載画像を選ぶ候補の一つだったということでした。
初めて撮影した時の画像
初めて撮影したNGC1857(2021年1月3日撮影)です。やはり、管理人は少しは進歩したと思います。
まとめ
シリーズも第3弾まで来ました。本当はもっと撮影していますが、そちらは、サイト内検索を「ぎょしゃ座」で検索してくださいね。
今回も、とても美しい散開星団でした。星の集まりと、背景の星とが相まって、良い景色を作り出しています。
GIMPの画像処理能力が発揮されています。しかし、条件によっては、SharpCapのヒストグラムで炙り出した方が良い場合もあるようです。
おそらく、この旅の最後はNGC1907になると思います。後日の記事でまた、取り上げたいと思います。
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