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【天体観測】ぎょしゃ座散開星団M38「Starfish Cluster」を撮影してみた

星雲・星団・銀河に関する情報
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概略

ASI294MCを使った撮影の訓練は続く・・・
本当は惑星状星雲とか撮影してみたいのですが、まずは基礎を確立しないといけないので、個人的には好きな散開星団を中心に、撮影訓練をすることにしています。

昨夜の目標天体は、ぎょしゃ座の散開星団M38「Starfish Cluster」。
愛称も期待させますね。
これもASI294MC+ライブスタックで撮影していたころ撮影したことがあります。

なかなか上手に撮影出来ていて、プレッシャーがかかります。

結果としてはまずまずの成果なのですが、本来なら星がもっと写るはずで、まだ明るさが足りない感じです。しかし、これ以上明るくすると白飛びするのです。
実際には、もう少し明るさを足すことはできたと思うので、次回の課題とします。
しかし焦点距離を2倍にすると、明るさは4倍必要というのはハードル高すぎです。

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撮影と撮像に至る経過と結果

恒星のピント合わせ

ピント合わせは完全にカペラに依存して、バーティノフマスクを使用して行っています。これでピント固定。カペラは旬なのだと思います。

極軸設定の状況と自動追尾の状況

極軸設定は、安定のレベルであり、昨夜も21″まで設定誤差を追い込みました。

自動追尾の状況は、若干ズレたかなという感じです。同じくらいの設定誤差でも追尾誤差が同じくらいでないのはなぜでしょうね。今回も許容範囲ということで。

基準恒星と目標天体の導入

基準恒星は、カペラ(等級0.05、赤経05h16m、赤緯+45°59′)一択です。M38はぎょしゃ座の六角形の中にありますから。
そして、目標天体M38は、赤経05h28m、赤緯+35°51′にあります。その距離どおり、一発で画角導入に成功しました。

↓カペラです。

撮影の結果と、撮像に至る経過と結果

[撮影に使用した機器、ソフトウェア]
赤道儀:ビクセン社スーパーポラリス赤道儀
鏡筒:SVBONY社SV503 102ED D=102mm・f=714mm・F値7、EDアポクロマート
カメラ:ZWO社CMOSカメラASI294MC
自動追尾:ビクセン社MD-6
撮影・スタック:SharpCap 4.0 (64 bit)による撮影、GAIN300、15秒間のtifフレーム300枚を撮影、うち270枚(計67分30秒分)を、DeepSkyStackerでコンポジット・ダーク・フラット補正
画像編集:GIMPによる色レベル・明るさ・露出調整
使用フィルター:UV/IRカットフィルター
撮影場所:自宅ベランダ
撮影日:2022年12月11日

撮影の結果

光の当たる現象は無くなったので、フラット補正がうまく機能しているのでしょう。
しかし、もう少し背景が黒くならないかな。まだ空が明るいということでしょうか。

撮像の経過と結果

3とおりの編集をしましたが、露出で強調したものが一番良かったようです。

GIMPによる明るさ調整

明るさ調整では、少しインパクトが足りないようです。

GIMPによる露出調整

格好はついているけど、星が青すぎです。でもこれが一番出来が良いかも。

GIMPによる色レベル調整

星がかなり埋もれてしまいました。これはイマイチ。

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まとめ

編集前の画像がイマイチなので、編集してもイマイチになります。
背景が青いのはなんでだろうと思います。もしかすると光害?
フレームの背景も、最後の方に行くほど(遅い時間になるほど)、深みを増しています。

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