【天体観測】いっかくじゅう座のハッブルの変光星雲を撮影

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先々日のリベンジ

一昨日、例のサイトがダウンし、目盛環だけでは導入できず撮影を諦めた、いっかくじゅう座のハッブルの変光星雲(NGC2261)。



昨夜はリベンジしました。
雲がパラパラと出ていたので、少し心配でしたが、とにかく決行あるのみでした。

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画角導入は完全に目盛環のみで成功

最近の画角導入の方法は、目標天体にぎりぎりまで近づき、そこで例のサイト、Astrometry.net で残りの距離を確認して、最終的に赤緯ハンドルを調整してとらえるというものでした。

しかし、一昨日そのサイトがダウンしたためハッブルの変光星雲にはたどり着けなかったのですが、昨夜は、幸いなことにサイトを使わなくても、ハッブルの変光星雲を捉えることが出来ました。

インターネットで見た形と同じ形をしていたのが幸いした形でした。

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撮影結果は

視等級9.0、視直径もまずまずの大きさの2′ということで、比較的簡単に画角導入が出来ました。
この星雲は、いっかくじゅう座R星によって照らされているのですが、なぜかR星は直接見ることはできないそうです。
ということなので、照射点が飽和しても悔いはないところです。

[撮影、画像処理をした機器、ソフトウェア]
ビクセンNEWポラリス-80M、D=80mmアクロマート、F=910mm、×0.5レデューサー、CMOSカメラASI462MC、モータードライブMD-5(ビクセン)、GAIN:Middle
撮影及びスタッキングソフト:ASILive、ASILiveによるライブスタッキング
画像編集ソフト:GIMP(編集:色レベル、トーンカーブを調整)
撮影場所:自宅ベランダ

10秒露出、600秒間撮影

昨日も、追尾誤差を調整しきれなかったので(寒くてできなかった)、まずは10秒露出からスタートしました。中央部分の、ほうきの先っぽみたいのが、ハッブルの変光星雲です。意外にも星雲の雲の濃淡を出すことが出来て、満足な出来となりました。

この形と大きさなら、他の恒星に紛れることなく見つけられますね。一昨日、捉え損ねたのは、赤経側に誤差があったからか、単なる見落としでしょう。

拡大するとこんな感じ。星雲の濃淡が分かります。

30秒露出、600秒間撮影

一応ダメもとで、30秒露出の撮影も行いました。幸いなことに大きな追尾誤差は出ず、600秒の撮影が出来ました。
発色は10秒露出の方が感じが良かったです。露出が長ければよいということでもないんですね。

拡大するとこんな感じです。10秒露出の画像よりくっきりします。まあ、もともと細かい部分を観測できるような相手ではないので、これで十分満足です。

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気がかりな点

今晩はよかったよかったというところだったのですが、気がかりな点が。

ちょうこくしつ座のNGC7793

昨夜最初に撮影しかかったのは、以前30秒露出で撮影したかった、ちょうこくしつ座のNGG7793です。


南西の低いところにあるのですが、これがなぜか、ライブスタックできないのです。ASIImgで10秒露出のコマを60撮影して、DeepSkyStacker (64 bit)で通常のスタックもしましたが一枚もスタックされず。
昨夜は、明るさやらヒストグラムやら、どう調整しても、背景が灰色と言いますか、全体的にベールがかかった感じでした。その結果、どのフレームも無視されたのかもしれません。雲が通過するフレームが無視されるように。
(中央付近にぼやっとあるのが、NGC7793)次の画像が、撮影したフレームの一つ。すべてが、このような状況でした。

撮影したフレームからピックアップした5枚のフレームを画像編集(GIMPで色レベル、トーンカーブ補正)し、背景を黒くし、恒星を引き立ててDeepSkyStacker (64 bit)でスタックしたところ、スタックに成功。
もしかすると、低空のもやがかかったような天体はスタックがしずらいのかもと、自分のスキルを棚に上げて自分に言い聞かせました。

はと座NGC1851

ハッブルの変光星雲撮影の後に狙った、はと座のNGC1851、これも南の低い位置にありますが、ライブスタックはできず、この高さだと、ビルやら鉄塔やらで、物理的に撮影が苦しいです。
以下は、10秒間撮影できた画像をGIMPで編集したものです。中央のぼやっとしたのがそれ。
折角画角に導入ができたのに、もったいない。球状星団で、是非ちゃんと見てみたい天体なのです。
NGC7793と併せて、もう一度チャレンジしてみたいです。

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まとめ

今回、手を広げたら、問題も発覚してしまいましたが、それを打ち消すほどの、ハッブルの変光星雲の撮影の成功でした。素直に喜びたいと思います。例のサイトに頼らずに画角導入できたのも良かった。

低空の空の天体は、特にNGC7793は、ライブスタックに成功したこともあるので、何とか30秒露出をしてみたいです。

NGC1851は、夜の早いうちに、近所の南にある鉄塔を通り過ぎる時期(季節)まで撮影は難しいです。

惑星でもそうですが、低空にある天体の観測は難しいですね。

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