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【天体観測】中秋の名月、M103、木星を撮影、太陽黒点をスケッチ

星雲・星団・銀河に関する情報
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ねらい

昨夜は中秋の名月で、それは美しい月でした。
残念ながら、管理人のカメラでは満月が視野に入りきらず、満月の写真はいつも見送ってきています。
しかし、最近、コンパクトデジタルカメラに興味が戻り始めており、今後天体撮影に積極的に使うことにしています。コンパクトデジタルカメラなら満月も楽に撮影できます。
また、太陽投影板の完成に伴って、管理人には、太陽黒点のスケッチという新たな楽しみが出来ました。昨日30年ぶりくらいでスケッチをしました。絵は下手ですが、これから記録を積み上げていきたいと思います。
あとは、カシオペヤ座の散開星団M103の撮影、木星の撮影と盛りだくさんの一日でした。

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中秋の名月

コンパクトデジタルカメラのマニュアル撮影に少しではありますが慣れてきました。
そこで今回は、中秋の名月をコンパクトデジタルカメラで撮影することにしました。
露出0.4秒、F8.0、ISO 80 SONY DSCーWX500
完全に白飛びしました。露出も絞りもこれが精いっぱいなのですが、まだコンパクトデジタルカメラには秘密の機能があるのでしょうか。

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カシオペヤ座散開星団M103の撮影

[撮影をした機器、ソフトウェア]
赤道儀:ビクセンスーパーポラリス赤道儀
鏡筒:SVBONY社SV503 102ED D=102mm・f=714mm・F値7、EDアポクロマート、×0.5レデューサー使用
自動追尾:ビクセンMDー6
撮影・スタック:SharpCap 3.2 (64 bit)によるライブスタック(リアルタイムダーク補正機能使用)
画像編集: SharpCap 3.2 (64 bit) のヒストグラムによる炙り出し、GIMPによるノイズ軽減
その他:UV/IRカットフィルター使用

昨夜はSharpCapで極軸設定をした後、狙っていたのはM52でしたが、ダークを作成している間に、屋根の向こうに昇っていってしまい、かわりに高度の低いM103を撮影しました。
M103の高度も高く、屋根のせいで13分52秒という短時間のライブスタックとなりました。
ダーク補正をしたけれど、ノイズの多い画像になりました。
露出8秒間、総スタック時間832秒、GAIN290。
目標撮影時間は30分で、ダークフレームも30分間分作成しましたが、このノイジーな出来栄え、どうしてこうなるのでしょうか。

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木星の撮影

[撮影をした機器、ソフトウェア]
赤道儀:同上
鏡筒:同上、×2バローレンズ使用
カメラ:同上
撮影及びスタック:FireCapture2.6、AutoStakkert3.1.4
画像編集:RegiStax 6でWavelet処理
その他:UV/IRカットフィルター使用

毎回の撮影で、木星と土星を撮影しないと気がすまなくなってきましたが、昨夜は時間切れで土星が屋根の向こうに行ってしまい、木星だけの撮影となりました。
表面に、とてもはっきりした影か、斑ができていますが、ガリレオ衛星の影ですかね?

Diameter=47.39″、Magnitude=-2.77、FocalLength=1250mm、Resolution=0.47″、Filename=Jup_223947、Date=200921、Duration=60.006s、Frames captured=7320、ROI=640×480、ROI(Offset)=152×320、FPS (avg.)=121、Shutter=5.500ms、Gain=277 (46%)、Gamma=100、Histogramm(min)=0、Histogramm(max)=3376、Histogramm=82%

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太陽黒点のスケッチ

先般完成した太陽投影板、安定した機能を発揮しています。

昨日は昼間の天気が良く、初めてこの太陽投影板でスケッチをしてみました。
黒点は東側の一カ所だと思ったのですが、アイピースによる眼視でもう一カ所あることが分かりました。
太陽投影板では補足しきれない小さな黒点がありますね。それともピントが甘かったか。
因みにど真ん中の点は、コンパスの針の点です。

撮影もしたのですが、冴えない出来で、眼視できた黒点さえ拾えませんでした。半分暗くなっているのは、屋根の軒です。
右上にぽつぽつとあるのが黒点。投影で見えなかった黒点は、太陽中央付近にありました。写真でも撮れていないので、まだまだピントが甘かったりするのだと思います。
あと、謎の太陽の縁・・・

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まとめ

昨日は、天体観測で忙しかったです。
天気が良いと、これだけのことができるんですね。
十分満足させていただきました。

M103は残念な結果になりました。M52とともに、もう一度挑戦したいと思います。

太陽黒点のスケッチは始まったばかり、これから腕を磨いて、素敵なスケッチができるようになりたいと思います。

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コメント

  1. カメラde遊ing より:

    ”DSC-WX500”でググってみました。
    マニュアルモードがありますね。
    シャッター優先でもいいしやりようはいくらでもあると思いますよ。

    • sanpojin より:

      カメラde遊ingさん、ありがとうございます。
      ググっていただきありがとうございます。
      マニュアルモードがあります。これをまだ使いこんでいないというか、ほとんど使っていないので、自由自在に使えるようになりたいです。
      アドバイス、感謝します。

      • カメラde遊ing より:

        測光ポイントを気にする必要の無いマニュアルが一番簡単だと思いますよ。
        この対象でオートでやるならそのカメラのことをもう少し知る必要がありますね。

        • sanpojin より:

          カメラde遊ingさん、おはようございます。
          アドバイス、ありがとうございます。

          そうですね、オート撮影ってすごく高度なことをしているんですよね。おっしゃるとおり、マニュアルで自分で決めて撮るのが一番楽そうです。
          問題は、その決め方ですね。決め方がまだ未学習で、これから、撮影しながらスキルを上げていこうと思っています。

          いつも気にかけていただき、ありがとうございます。これからもよろしくお願いします。

          • カメラde遊ing より:

            そんなに難しく考える必要はありません。

            異論はあると思いますが・・・
            ・絞りは出来るだけ開放
            ・ノイズの出方によるけど出来るだけ高ISOに
            ・対象の明るさをシャッタースピードで調整
            これらを踏まえてモニターでどう見えるかですね。

            どうやって撮影しているのか分かりませんが、手振れや振動を抑えるには出来るだけシャッタースピードを速くする必要があります。
            シャッターはタイマーかレリーズを使うことが前提となりますね。

            AEに頼るならその時の測光方法により対象を測光ポイントに入れてAEロックをする感じになります。

          • sanpojin より:

            カメラde遊ingさん、ありがとうございます。

            なりほど、シンプルに考えたらいいんですね。早速やってみます。
            今はカメラ用の三脚を立てて、撮影しています。タイマーは5秒で設定しています。たまに天体望遠鏡にカメラ雲台で載せたりしますが、出番が少ないです。
            ちょっと出番を増やそうと思います。

            そういわれてみると、オートの方が難しい気がしますね。マニュアルで引き続き使ってみます。

            アドバイス感謝です。

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