【天体観測】まだ見えないM36

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昨夜は晴れていたので、望遠鏡を出しました。
目的は、目盛り環による天体の導入テストがメインでした。
M36を狙うつもりで、カペラを基準星にしました。

ここでポイントになるのが、この位置の赤経赤緯がずれていないかということです。
訪問者様に教えていただいた、http://nova.astrometry.net/upload という超面白くて、便利なサイトで、今写っている星の実際の赤経赤緯と、望遠鏡に設定した目盛り環の位置とずれがあるのかどうか・・・やはり、ずれていました。

まあ、もともと、赤経10m、赤緯2度のきざみの目盛り環ですから、正確に一致する方がおかしいのですが・・・

基準星からしてずれているのですから、望遠鏡の視野には入ってこないでしょう。

次に、そのずれのまま(というかずれが細かすぎて修正できない)、M36の赤経赤緯に転進。
MS6があるべき場所はここですが、やはりありません。
そして、ここも、上記サイトの出した結果と、合わせた目盛り環の赤経赤緯とも異なっているのです。

銀河の中にしては寂しい場所ですね。

しかし、本当はここで、ファインダーにM36が入るはずなのです。それなら、目盛り環も役を果たしたことになります。
ポイントは、ファインダーでとらえられるかどうかです。

今のところ捉えられていません。アストロアーツのサイトでは、ファインダーでは星雲状に見えるとありますが・・・
管理人の愛機のファインダーのスペックの問題でしょうか。
ファインダーのスペックが低いとなると、楽しめるDSOは少なくなるなあ。

今回分かったのは、管理人の愛機の目盛り環では、ズレなしでは対象天体を導入できず、ファインダーで確認できなければ、その天体を半永久的にとらえられない。

まあ、明るい天体でも、色々あるでしょうから、そういうのを楽しみますか・・・

昨日のうろうろ状況です。上記サイトからのものです。

M36、近そうで遠い・・・

意味はありませんが、そのあたりの空で、肉眼で、何となく星が集まって見えるような場所の写真を撮影したので掲載します。
奇麗ですが、できれば名前のある天体を見たいです。

[撮影、画像処理をした機器、ソフトウェア]
ビクセンNEWポラリス-80M、D=80mmアクロマート、F=910mm、×0.5レデューサー、CMOSカメラASI462MC、モータードライブMD-5(ビクセン)、撮影・スタッキングソフトASILive、
撮影場所:自宅ベランダ
ASILiveで100秒間撮影及びリアルタイムスタッキング、露出10000ms、GAIN:Middle、GIMPによる色レベル、トーンカーブ補正

①画像1

②画像2

③画像3


コメント

  1. まいくろ より:

    M36まであと1°。

    赤緯の目盛が2°→目分量で0.2°まで読み取れる。これは「読み取り精度」であり、
    「望遠鏡がその方向を向いている」という絶対的な精度とはいえない。
    目盛環の値をもとにして合わせた望遠鏡の向きは「ファインダー内(視野7°)には目的天
    体が捉えられている」程度の精度と考える。一方、要求されるのは、ASI462の画角の狭さ
    を考慮すると「0.25°(月の見かけの半分)以下の精度」。
    ファインダー内に目的天体が見えていなくても、見えている他の恒星のズレ具合をもとに、
    赤緯方向及び赤経方向の移動量の精度を上げていくことが肝要。
    (恒星を見ないで、機械的に微動ハンドルの回転数で移動量を判断しても良い。)
    【参考】
    ぎょしゃ座θ星を基準恒星とした場合、目的天体のM36は、
    赤経差 23.5m(西へ) 赤緯差 3.078°(南へ)
    (1)ぎょしゃ座θ星をファインダーの中心に捉える。(必要ならば撮影する。)
    (2)θ星がファインダーの端近く・月1個分内側になるように望遠鏡を赤緯微動で南側に
    向ける。(ファインダーの視野半径=3.5°、月1個分0.5°内側なので、「3.0°」)
    (必要ならば撮影する。南方向の移動量の精度が分かる。)
    (3a)赤経微動が使えるならば、目盛環を見て20m西側へ望遠鏡を向ける。
    (3b)赤経微動が使えないならば、赤経クランプを緩めてフリーにして、目盛環を見て20m
    西側へ望遠鏡を向けてから赤経クランプを締める。(NEWポラリスにはクラッチが無かった
    と思うので、こちらかな。)
    ※θ星がファインダー外に出てしまうのと入れ替わるように、M36がファインダー内に入
    ってきます。ファインダー内で目的天体が見えるのが理想的ですが・・・
    (4)撮影する。
    (5)「x8ボタン」を8秒間押す。(4)へ。
    (6)(4)(5)を10回繰り返す。

    赤経差23.5mのうち、20mを手動で、残りの3.5mを8倍速ボタンと連続撮影でカバーしてし
    まう、という考え方です。前半の「20m移動」の精度が不明なので、後半の撮影回数を増
    やしています。※かに星雲よりも赤緯が北なので、写野の重複分が大きくなります。

    (3c)「x8ボタン」を3分間押して、西へ21m移動する。という方法もあるけど、現実的か
    なぁ?

    • sanpojin より:

      まいくろさん、アドバイスありがとうございます!
      仰せのとおりに試してみた所、8回目の撮影で、M36ビンゴでした。まったく、まいくろさんは素晴らしい。感謝に堪えません。明日のブログで記事にします。
      ファインダーに入ればよいというのは分かっていたんです。プレアデス星団とか、他の恒星も、目盛り環でファインダーに入れることが出来てはいましたが、M36は、ファインダーで見えなかったんです。6等級なのにです。こういうのがあると、もうお手上げです。で、今回教えていただいた方法で見事M36に出会えたわけです。
      6等級がファインダーで確認できないとすると、まさしくまいくろさんが、今回とかに星雲の時と同じ考え方で、攻めていくしかありません。「ファインダー内に目的天体が見えていなくても、見えている他の恒星のズレ具合をもとに、赤緯方向及び赤経方向の移動量の精度を上げていくことが肝要。」というのは、本当に納得させられました。これからも見えない天体があったら、こういう考え方をしたいと思います。願わくば、自分でこういったプログラムを作れるようになりたいです。
      8倍で21mも魅力的な方法ですが、今日は試す時間がなかったので、明日試してみます。
      本当にありがとうございました。

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