これで三日、曇り空のせいで、天体観測をしていません。夜がとても暇です。新しい天体の撮影をすることができません。天気予報だと、今晩も曇り・・・
最近、Sharpcapのテスト、研究などで、割と多くの天体を撮影してきました。
今日はその中で、まだ公開(大袈裟)していない、まずまずの出来のものを紹介します。
[撮影、画像処理をした機器、ソフトウェア]
ビクセンNEWポラリス-80M、D=80mmアクロマート、F=910mm、×0.5レデューサー、CMOSカメラASI462MC、モータードライブMD-5(ビクセン)
撮影及びスタッキングソフト:SharpCap 3.2 (64 bit)で撮影・ライブスタック
画像編集ソフト:GIMP(色レベル等補正)
撮影場所:自宅ベランダ
おおいぬ座散開星団NGC2374
散開星団はやはり美しい。周りの大きな星も含めてNGC2374なのかと思ったら、中央の小さな星の集まりがそうなんですね。2021年2月16日撮影。露出30秒間、総スタック時間680秒。GAIN250。
いっかくじゅう座散開星団NGC2506
この星の細かさ、繊細さ、とても良いです。このあたりから総スタック時間1200秒を目指すようになりました。しかし追尾ズレが大きいです。
2021年2月17日撮影。露出30秒間、総スタック時間1220秒、GAIN250。
とも座散開星団・散光星雲NGC2467
2021年2月19日撮影。露出30秒間、総スタック時間1290秒、GAIN200。
この散開星団は、散光星雲とセットで、肉眼では散開星団のみ見えます。
しかしこの画像では、ガスらしきものも写っており・・・画像のノイズではないと思うのですが。
星のちりばめられ具合といい、ガスとのマッチングといい、かなり良い画像になりました。
まとめ
管理人のDSO生活は、かに星雲と散開星団から始まっています。
それだけ散開星団が多いということなのでしょうが、DSO入門としてとても適していました。そして何より、星のちりばめられた姿が美しい。
また、画角にとらえれば、その形状がはっきりわかりますから、撮影しやすいのです。
暗い星雲や銀河との違いです。
今の南の空の散開星団は、かなり撮影済みになっていて、品切れ状態を起こしており、管理人としては、とも座空域に期待なのですが、まだ公園の木立を越えて昇ってくるのが遅い時間だし、じりじりと待っているところです。
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