月は頻繁に惑星に接近していますが、今回もそのお知らせです。
因みに、前回はこんな感じでした。
いつ接近するの?
2020年9月25日の夕方から深夜、半月と木星が2°17′まで接近して見えます。
人差し指二本を空にかざしてください。その二本の幅が2°です。
また、9月26日には、月は2°30′まで土星に接近して見えます。
かなり接近して見えますね。
方角は?
南から南西の空で楽しめます。
光度は?
木星は-2.4等で、夜空を席巻しているように見えます。
月は、月齢8の上弦過ぎです。
木星は明るいですから、月の明るさに埋もれてしまうことはありません。
土星も、0.4等ですから十分明るいです。見逃すことはありません。
楽しみ方は?
月と木星の左に土星があり、明るい3天体が集まっている光景が楽しめます。
ちょうど空が暗くなったころに南中するので非常に見やすい位置にあります。長い時間かけて楽しんでいられます。
肉眼や双眼鏡で接近の様子を眺めるだけでなく、天体望遠鏡でも観察してみましょう。
月を楽しんで、木星を楽しんで、土星まで楽しめる、とても賑やかな天体ショーになるでしょう。
今は、特に、木星の次に土星を見ようと思ったときに、両者接近しているから、とても楽です。
科学館や公開天文台に出かけてみるのも良いんでしょうね。
管理人は、いったことはないんですが。
次の接近は?
月と木星の次回の接近は10月22日、月と土星の次回の接近は10月23日です。
本当に毎月接近していて、だんだん、「またか」となりそうですが、今一番観測しやすい時期だと思います。
西に傾く時間も早くなってきましたので、これからは観測しやすさもピークアウトしていきます。
今回も次回も、月と木星、土星の接近を見逃せません。
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