【天体観測】NGC2392を何とかとらえました

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次に観測したいもの

これまで、かに星雲、ぎょしゃ座周りの散開星団を観測してきました。

どれも感動しましたが、管理人が持っているCMOSカメラASI462MCの狭い画角に収まる球状星団とか、惑星状星雲などを見ていきたいと思っています。

そして、昨日、色々考えた末に、次のターゲットを決めました。

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ターゲットは?

ふたご座NGC2392と、みずがめ座のらせん星雲に決めました。
NGC2392はエスキモー星雲と言われて親しまれているんですね。ただ、エスキモーという言葉が差別的ということもあり、NASAはこの言葉を使わないことになったと、Wikipediaに書いてありました。
このブログでもNGC2392と表記します。

撮影前に、両者の顔つきを見ておこうと思い、ネットで調べたところ、NGC2392はかなり個性的な顔つきをしていますね。
しかし、視直径が木星並みということで、画角への導入の最後の追い込みの時に見逃しそうで心配でした。

らせん星雲は、今までも本やネットで見たことがあったので親しみがありました。
しかし、13.5等星と暗いこと(管理人の愛機の極限等級は11.3等級)、かなう相手じゃなさそうですが、狙うだけ狙ってみます。

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撮影に取り掛かりました

らせん星雲

昨夜の最初は、らせん星雲(赤経22h29m、赤緯-20°50′)です。基準恒星は、みなみのうお座のフォーマルハウト(赤経22h57m、-29°37′)にしました。
住宅地の地平線ギリギリの位置で、モータードライブのコントローラーのケーブルが赤道儀に巻き付いたり、電柱や電線に妨害されましたが、目標の2°前から赤緯ハンドルで追い込みを開始。
しかし、それらしきものは見つからず・・・
そうこうしているうちに、らせん星雲は、道路を挟んだお隣さんの屋根の下に沈み、成果物は得られませんでSた。

NGC2392

失敗に失敗を重ねました

次は、NGC2392(赤経22h29m、赤緯-20°50′)です。基準恒星はおうし座β星(赤経05h26m、赤緯+28°36′)にしました。
NGC2392が公園の木立を抜けて観測できるようになるのが21時頃。観測を始めました。

最初の画角への追い込みは、一発で成功し、とても喜びました。

しかし、画角のかなりギリギリの隅に導入されたので、画角の中央に持ってきたいです。
ですから、2倍速スイッチで、アングルを変えようとして、間違って、画角の外に目標天体を出してしまいました。

てんぱってしまい、これは逆転で戻せばよいのか、赤緯ハンドルで戻すのかとか、いろいろやっているうちにNGC2392をロストしました。

おまけにバッテリースナップが断線・・・

戦いの始まり

バッテリースナップを交換し、もう1、2回、導入を試みましたが、失敗。

このままではいけないと思い、Astrometry.net を最大限に使うことにしました。
時間はかかりますが、その方が確実です。赤緯ハンドル少し回すごとに、画角の赤経赤緯を確かめ、目標天体に迫りましたが、何度やっても失敗しました。

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日付が変わってやっと捉えました

そこで気づいたのは、赤経の3mの誤差でした。
最初は無視していました。

しかし、まいくろさんは、3mをモータードライブの8倍速を何度か使って目標天体にたどり着く方法だったことを思い出し、今更ながら、あ、3mも無視しちゃいけないんだと思いつきました。

方法としてはビンゴで、8倍速8秒間を6回繰り返して、無事NGC2392を画角に導入しました。

日付が変わったころの話です。

[撮影、画像処理をした機器、ソフトウェア](二回目の撮影も同様)
ビクセンNEWポラリス-80M、D=80mmアクロマート、F=910mm、×0.5レデューサー、CMOSカメラASI462MC、モータードライブMD-5(ビクセン)、撮影・スタッキングソフトASILive
撮影場所:自宅ベランダ
ASILiveでライブスタッキング、GAIN:Middle、GIMPによる色レベル、露出、トーンカーブ、ノイズ軽減補正

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口径80mmで見たNGC2392

1回目の撮影

撮影は300秒間、露出は30000msです。とてもきれいな薄緑色です。レデューサー無しで撮影出来ればもう少し拡大できるのですが、もうそこまでの体力は残っていませんでした。

①2020年12月20日0:00分撮影

一応、身分証明を・・・

2回目の撮影

管理人の望遠鏡でここまで明るく写るということは、露出が高すぎると、模様とかがつぶれてしまうかもと思い、迷いましたが、10000ms露出100秒撮影に変更しました。
星雲の薄緑色がよりきれいに写りました。

②2020年12月20日0:03分撮影

拡大してみた

10000msの方が良い結果が出ました。中央部分を囲った部分にもわずかながら模様があるような。(薄緑色の方がNGC2392です)
30000ms露出の方は、流れてしまったので、鮮明にならなかったものと思われ。

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まとめ

日付は変わっても、かなりの達成感がありました。惑星状星雲なんて管理人の望遠鏡で見ることができるようになるなんて思いもしませんでした。これも、訪問者の皆さまのアドバイスのおかげです。いつもありがとうございます。

画角への導入は、今回多用した、赤経方向を目盛環で追い、赤緯方向を微動ハンドルの微調整で追い込むという方法より、赤経方向の仕上げをモータードライブで撮影・8倍速の繰り返しで迫る方法の方がうまくいくようにもおもわれます。
導入方法については、モータードライブも使いつつ、どちらが導入されやすいか、これからも模索していきたいと思います。

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