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前から気になっていた電視観望
電視観望って何?
前から気になっていました。
天体望遠鏡の電波望遠化のことか?とか。
そんなことしたら、めちゃくちゃ高価になって、これだけ多くの方が電子観望をされているはずはありません。
で、一体何が準備できれば、どんな設定をすれば電視観望ができるのか、調べてみました。
タイトルからして、管理人がかなり知識あると思われがちですが、まだ一度も電視観望をしたことがありません。
こんなことを思いついたのも、皆既月食が近づいているからです。
我が家のベランダでは、木立が邪魔になって、皆既食は見えそうにないのですが、ダメもとの備えとして。。。
簡単に言うとどういうことなのか
天体望遠鏡とCMOSカメラを接続し、CMOSカメラとパソコンを接続し、SharpCapのような撮影用ソフトを立ち上げ、目標天体を導入し、みんなでわいわい(独りぼっちでも問題ない)パソコンディスプレーに映った目標天体を観望する。
これでよいんでしょうか?
これならば、管理人のシステムでも可能です。ビールでも飲みながら、電視観望出来たら、至極の幸福感でしょう。家族で楽しむことも可能です。
要するに、眼視観望ではなく、電視観望、というところなのですね。
準備するものは何か
管理人が調べた範囲だと、以下のような感じです
鏡筒
大口径であるに越したことはないけど、明るい天体を狙えば、管理人のD80mmの望遠鏡でもいけそうです。
しかし、暗い天体を狙うには大口径の短焦点が欲しいところです。
所有している望遠鏡と観望対象天体とのご相談でしょう。
赤道儀・自動追尾装置
観望中に画面から天体が出て行ってはいけませんので、赤道儀と自動追尾装置は必要でしょう。
CMOSカメラ
なるべくセンサーサイズが大きくて、高感度なものの方が、迫力がありそうな気が・・・
管理人の場合は、ASI462MCを使用しており、高感度ではありますが、画角がとても狭いです。
広がりの大きい天体は一部しか観望できません。
パソコン
どちらが良いのか分かりませんが、WindowsでもMACでも、カメラが対応しているOSのパソコンが必要です。
ディスプレーは高画質の方が絶対に良いですね。
あと、高速データ転送が必要になるのでUSB3.0対応のものが必要です。
管理人の中古パソコンはディスプレーの画質に難があり・・・
アイピースではなく、パソコンディスプレーで天体を楽しむこと、ここが、眼視観測と決定的に違うところでしょう。
レデューサー等各種フィルター
管理人の自動追尾の精度では、愛機F910の直焦点では追尾できないものと思われ、また、カメラの画角の狭さから、少しでもそれを広くするために、レデューサーは必要です。
その他、赤い星雲を観望するためのフィルターとか、詳しくないけど必要なんでしょうね。
ソフトウェア
大きく天体が写るものなら何でもよいような気もします。通常は撮影用ソフトを使うようです。
管理人なら、撮影で使い慣れているSharpCapを使います。
あと、管理人が昔使っていたZWO社のASILiveなどでも可能です。ただし、GAIN値などを細かく設定できず、物足りないかもしれません。
自動導入装置
35年前のビクセンのNEWポラリスを使う今の管理人には無理な相談です。
目盛環で一生懸命導入している間に観望者が飽きてしまいそうなので、自動導入装置は欲しい機能です。
その他の課題
露出時間
管理人は今、撮影は8秒露出で行っています。あまり露出を上げすぎると、真っ白になったりするので、これも現場合わせで、ヒストグラムを調整しながら、最適なところを探すのでしょう。
GAIN
普段、星雲・銀河を撮影する時には、最低300、最高400くらいですが、これも、見栄えを見つつ、調整するのでしょう。
ここでもヒストグラムを調整しながら、最適値を探すのでしょう。
天体画像のような映像をPCディスプレーにリアルタイムで映し出す
以上は、SharpCapのライブスタックをしながら観望するイメージで書いています。
目標天体を導入してそのままでは、天体は雲のような暗いものです。
ということは、ライブスタック中のSharpCapのスタック画面を、ヒストグラムで炙り出しした画面を楽しむ・・・こういうことか・・・・
そうすれば、ライブスタックの時間を追うにつれ、画質も良くなっていきます。
そうでないと、たとえ管理人が、目標天体の導入にうまくいって、喜んでいても、観望者はなんのこっちゃと思うでしょう。
惑星の電視観望は?
FireCaptureを使うことになるんでしょうか。
星雲・銀河と違い、撮影中に炙り出すことができません。
これは、所有している望遠鏡の能力なりに楽しむしかなさそうです。
まとめ
とにかく電視観望はこれから初めて行うのですから、第一回目はいろいろと試しながら、美しい天体がパソコン画面に写るようにやってみたいと思います。
2021年5月26日の一大天体ショー、皆既月食。
家族で電視観望出来たら最高なんですが、またしても、公園の木立が立ちふさがります。
当日は平日ですしね。
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