目次
経緯
おおぐま座M101
まいくろさんから、GIMPの「影ーハイライト」の使い方を教えていただき、早速撮影したばかりのM101に適用してみました。
ちょうこくしつ座NGC253
昨年撮影したちょうこくしつ座NGC253の出来が悪いので編集してみます。
出来が悪いというほど悪くはないですが、未だに出来に納得できていません。
こちらも、影-ハイライトを使って、さらに良い画像にしたいと思っています。
再編集の過程
M101(2022年3月27撮影)
元画像
この画像で満足していたのですが、この画像で、影ーハイライトで、shadow値を上げてやると・・・
編集後画像
回転花火が、こんなに華やかになりました。ここまで明るくして、背景のノイズもそれほど大きくなっていません。
影-ハイライトはこれから多用することになるでしょう。
NGC253(2011年11月5日撮影)
↓当時の編集後画像。
これでも当時の技術を駆使して編集した結果なのですが、もう一度やり直してみます。
フラット補正
FlatAideProでフラット画像を作成します。
↓元画像
当時の撮影したままの画像です。これをフラット補正をします。
↓フラット画像が出来上がりました。左上のカブリが消えました。まずは順調。
恒星無し画像を作成
銀河への編集に注力するために、恒星無し画像を作成します。
FlatAideProのStarNet++を使います。
恒星無し画像を、色々編集
GIMPを使います。
まず、トーンカーブで明度を落とし、背景を宇宙っぽくします。
↓NGC253も一緒に暗くなってしまったので、今回学んだ、影-ハイライトで、shadow値を上げて、銀河を明るくしました。
↓ついでにコントラストも上げてみました。かなりそれっぽくなりましたかね。
↓最後に、恒星のみ画像と合成して完成です。
昨年の編集とどちらが良いでしょうね。今回ハデに編集しすぎた感もありますが。
まとめ
すっかり画像編集沼にはまっている感じの管理人です。
有料の画像編集ソフトも魅力的ですが、まだまだFlatAideProやGIMPの沼は深く、しばらくは有料ソフトに手を出すつもりはありません。
NGC253、元編集後画像と、今回の編集後画像、どちらが良いでしょうか。
好き嫌いもあるでしょうが、折角編集したので、管理人は今回の方が好きです。
コメント
NGC253 について。
StarNet++ を使用した直後の「恒星無し画像」には、銀河の周辺部の淡いモクモクが写っ
ています。これはすごい。その後、
>>GIMPを使います。
>>まず、トーンカーブで明度を落とし、背景を宇宙っぽくします。
で、銀河が暗くなってしまっていて、もったいないです(モクモクが大好きな個人の感想
です)。
トーンカーブを微調整して、『背景を黒くしつつ、銀河は潰れない』所を見つけるのがベ
ストですが、私は不精者なので(GIMP派ではありませんが)、
「色」→「レベル」「色レベルの調整」を選択し、
入力レベルのグラフの下の「黒スポイト」で背景を、「白スポイト」で銀河を調整します。
銀河は潰れていないはずなので、あとは「恒星のみ画像」との合成になり、影-ハイライ
ト・Shadows は出番がありません。
撮影ができない日には、画像処理沼に肩までどっぷり浸かってください(笑)。
まいくろさん、いつもありがとうございます。
早速色レベルの調整のスポイトを使ってみたところ、また感動してしまいました。銀河にはほとんど影響なく、背景が黒に近くなりました。これなら本体の明るさが減るのを最小限に抑えられますね。白スポイトも驚きです。
まだまだGIMPには知らない機能がありますね。沼にはまって勉強していかねば!
アドバイス感謝します!