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【天体画像編集】2022年2月のかに星雲を再編集してみた

天体撮影に関する事項
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経緯

かに星雲は、管理人にとって特別です。
まいくろさんの手ほどきで、管理人が初めて観測できたDSOです。
その後も何度か撮影してきましたが、何となく物足りない印象です。

この画像、DSOを初めて主焦点で撮影したもので、言い訳をすれば、まだ主焦点の暗さに慣れていなかったせいで、かなり暗いです。
早い話、GAINと総スタック時間が足りなかったのですが、それ以前になんだか模様もはっきりしないし、見ていてわくわくしません。

そこで今回は、上の画像のもとになった画像をベースに再編集にチャレンジしてみました。

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再編集の経過と結果

[元画像の撮影に使用した機器、ソフトウェア等]
赤道儀:ビクセン社スーパーポラリス赤道儀
鏡筒:SVBONY社SV503 102ED D=102mm・f=714mm・F値7、EDアポクロマート
カメラ:ZWO社CMOSカメラASI462MC
自動追尾:ビクセン社MD-6
撮影・スタック:SharpCap 3.2 (64 bit)によるノータッチライブスタック
使用フィルター:×0.5レデューサー、UV/IRカットフィルター
撮影日:2022年2月2日

元画像

主焦点で撮影した画像がこんなに暗いとは驚きでした。次回のかに星雲シーズンには、GAINと総スタック時間をかなり見直さないといけません。

フラット補正

何はなくともフラット補正です。FlatAideProで実施し、そこそこフラットになり見やすくなりました。

恒星無し画像の作成

FlatAideProのStarNet++機能で、上記画像をベースに恒星無し画像を作成しました。
本体への編集に注力するためです。
よくよく見てみると、光を当てれば、フィラメントが見えそうです。

恒星無し画像の編集

色レベルの調整と色強調

まず、背景を暗くするために、GIMPで色レベルの調整を行いました。
そして同じくGIMPで色強調しました。赤い色のフィラメントが見えてきたか?

トーンカーブ調整

トーンカーブの赤系を強調してみました。かなりかに星雲っぽくなって、模様もはっきりしてきました。

恒星のみ画像と合成して、影-ハイライト補正

まずは、恒星のみ画像と合成しました。
存在感にかける感じです。もう一声強調したいところです。
影-ハイライトでshadows値を上げて強調しました。

再度カブリ補正

FlatAideProのカブリ補正で修正しました。今一歩足りない感じ!

再度影ーハイライト処理→カブリ補正→完成

再度、影-ハイライトでshadows値を上げて、かに星雲に迫力を持たせました。
そこで発生するカブリはFlatAideProのカブリ補正で軽減させました。
これで完成とします。

小口径望遠鏡ではフィラメントは見えないと聞いていたけど、このねじねじみたいのがフィラメントなんでしょうか。
だとしたら管理人は、とても良いものを見ていることになります。

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まとめ

かなり出来の良いかに星雲になったと思います。
まだ実現はしていませんが、バローレンズによるDSO撮影でも、明るさをいかに上手に足してやるかはポイントになりそうです。
画像編集上では、明るさを足してあげた時のカブリの再発生をいかに最小限にするかが難しいですね。

はやくバローレンズによる撮影をすすめなくては(^-^;

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