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小惑星パラス、衝

小惑星に関する情報

少し過ぎた話になってしまったのですが、2020年7月8日、小惑星パラスが衝となりました。今後のコースは、わし座の尻尾から右側の翼までカーブを描いて包み込む感じです。

ちなみに、2020年7月12日にはパラスは、地球に最接近します(9.5等。3億8千km)

小惑星パラスとは、小惑星帯(火星と木星との間にある小惑星帯)最大の小惑星です。

小惑星帯には4大小惑星という、パラス、ジュノ、ケレス、ベスタがありました。2006年のIAU(国際天文学連合)総会でその中のケレスが準惑星に分類されたため、次に大きい小惑星パラスが小惑星帯最大の小惑星となりました。なおパラスも将来的に準惑星に分類される可能性があります。

小惑星パラスは、1802年3月28日にドイツのブレーメンでハインリヒ・オルバースにより発見され、ギリシア神話に登場するトリートーンの娘パラスにちなんで命名されました。なお、ギリシア神話にはパラスという名の男性も登場しますが、初期の小惑星はすべて女性名が付けられていました。

小惑星パラスは、衝となったとはいえ、9等から10等程度の光度です。小口径の天体望遠鏡で姿をとらえることは難しいかもしれませんが、カメラなら意外ととらえやすいので、移動の様子を狙ってみてはどうでしょうか。

また、天の川の中なので微光星が多く、これもとらえるのを難しくしていますが、カメラで写して移動を確認するのがよいかもしれません。数日間、時間をおいて同一視野を写して・・

かなり高等技術ですが、小惑星愛好家の方、トライしてみてください。

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