経緯
SVBONY社鏡筒SV503 102EDを購入し、きよりんさんからビクセン社スーパーポラリス赤道儀を譲っていただいて以来、
それまでのメイン機(といいますか、それのみ持っていた)であったビクセン社NEWポラリス80Mは太陽観測の任務を負うことにしました。
↓NEWポラリス80M改(一度はSV503 102EDを載せて運用していたので、鏡筒接続部がアリミゾ化されています。以下「NP80」と言う)
しかし、なかなか出番はなく。
管理人が太陽観測をサボっているからです。
訪問者の皆さまのお力で太陽投影板まで作成したのに・・・
太陽観測をサボる原因
なぜ、太陽観測をサボってしまうのかというと、(ここからは言い訳です)、昼間は北極星が見えず、極軸設定が出来ず、Firecaptureでの動画撮影中にも太陽が動いてしまうのです。
それもそのはず、夜の撮影は設定誤差20″未満まで、極軸を追い込んでいるのに、昼はと言えば、極軸をiPhoneのコンパスで真北に向け、高度も分度器のアプリを使って目分量で設定しています。
NP80は、高度の目盛りがついていなくて、かなり目測に頼っています。
したがいまして、これまで、太陽は動くものと考えて割り切って撮影していましたが、撮影中に太陽が移動して画角の縁にかかったり、ひどい時は、撮影したい黒点が画角から外れていったりします。
これがストレスになって、太陽観測をサボっていました。何だかうまくいかないのが見えているので嫌なのです。
一回撮影しては、その度にズレた分、中央にターゲットを戻したりするの、とても面倒くさい。
そこで今さらながら、管理人は思いつきました。
太陽観測専用だと思って、夜に外に出すことを想定していなかったのですが、NP80を、夜に外に出して、SharpCapの極軸接敵機能で正確に設定しておき、ベランダの床に三脚の設置位置をマーキングしておけばよいのです。
うーん、なぜこれに気が付かなかったのか・・・
これが完了したら、改めて太陽観測の環境が整うことになります。
ストレスからも解放されます。
早速、先週末に、NP80の極軸出しをしました。
NEWポラリス80Mの極軸設定の状況
NEWポラリス80Mは長い!
NP80↓のみ所有していて、それを使っている時は感じなかったのですが、SV503 102EDを使うようになっては、なんて長い鏡筒なんだと思うようになりました。
↓SVBONY社鏡筒SV503 102ED これを当たり前のように見るようになって、焦点距離910mmの長さを痛感します。
夜、NEWポラリス80Mの極軸設定
管理人の家のベランダの観測位置に固定。北極星が見えるのはこの位置しかありません。
こんなに長い鏡筒を、太陽方面(南)に旋回させることができるのか?
↓太陽を観測する時の鏡筒の向きです。いろいろぶつからないように気にしながら鏡筒を旋回させました。CMOSカメラと柵が今にも干渉しそう。
これピント合わせでドローチューブを繰り出すと、もう限界というか、柵にぶつかる可能性が!
しかし、気を取り直して、極軸設定をしました。
目標はもちろん、誤差20″未満の設定です。
結果としては、設定誤差17″、Excellentです。
床にマーキング
油性マジックで床にマーキングしました。姿勢が苦しくて、○印にならないのですが、これで十分設置が出来ます。
今日は昼間は晴れの天気予報。
果たして、太陽観測はうまくいくでしょうか。もとい、太陽は止まるでしょうか。
楽しみです。
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