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【天体撮影】月のモザイク合成、成功しました!(追記あり)

天体撮影に関する事項
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経緯

先般、訪問者さまからのお勧めもあって、モザイク合成にチャレンジすることに決めました。
そして、早速、一昨日の夜の満月をモザイク合成することに・・・
しかし、結構苦戦しました。

ネット上でも、モザイク合成はこれ、くらいに便利と言われている、Image composite Editorは、もうダウンロードできなくなっているし、GIMPの使い方もイマイチよく分からないし。
かなり疲れたのですが、GIMPの「画像→キャンバスサイズの変更」というメニューを知ってからは、すいすいと手動合成が出来るようになったのでした。
最初のパネルのキャンバスを満月の大きさより少し余裕をもって広げておけば、そのキャンバスにパネルを置いていけば良いのです。
最初は、パネルを置いても、パネルがかけてしまい、疲れていました。

そして、人生初、モザイク合成の満月が完成しました。

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モザイク合成結果

[撮影に使用した機器、ソフトウェア等]
赤道儀:ビクセン社スーパーポラリス赤道儀
鏡筒:SVBONY社SV503 102ED D=102mm・f=714mm・F値7、EDアポクロマート
カメラ:CMOSカメラZWO社ASI462MC
自動追尾:ビクセン社MD-6
撮影及びスタック:FireCapture2.6、AutoStakkert3.1.4
画像編集:RegiStax 6でWavelet処理、GIMPでモザイク処理
その他:UV/IRカットフィルター使用
撮影場所:自宅ベランダ
撮影日時:2022年2月17日
モザイク合成:2022年2月18日

祝!初モザイク撮影成功!

明るさも適当だと思うし、白飛びしているところもありません。これはモザイク合成の効果ですね。
これまで満月と言えば、自分の望遠鏡では、欠けるものと思い込んでいましたが、こんな良い方法があるのですね。

しかし、残念なことに、一部、プレートの重なった部分に白線が残ってしまいました。
これ、何回かやり直したり、プレートの外周を少し切り取ったりして試してみましたが、下が限界でした。
あと、手動ですので、少しずれているところがありますかね(^-^;

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Image composite Editorによるモザイク合成

もう手には入らないものと思っていた、Image composite Editor(以下「ICE」)。
昨夜Twitterのフォロワーさんが教えてくれて、非公式ながら、まだダウンロードできるサイトがあることを知りました。
https://docs.microsoft.com/en-us/answers/questions/252274/how-to-download-image-composite-editor-20.html

早速ダウンロード・インストールして、モザイク合成することにしました。
まずはICEのアプリにプレートを全部ドラッグアンドドロップで登録します。

右のメニューの、STRUCTURED PANORAMAをクリックすると、こんな感じになります。
もともとパノラマ写真を合成するソフトのようなので、デフォルトは横なのでしょうか。

右側のメニューを直感的にいじっていると、以下のようになり、これで、上の矢印メニューのSTITCHをクリックすると、モザイク合成が出来るはず・・・

こんなになってしまいました。CROP→EXPORTと上の矢印メニューをクリックしていくと、パノラマ合成の完成です。

最初からプレートを登録して、いろいろパラメーターをいじっても、結果は変わらなかったです。
恐らくですが、プレートの品質が悪いのです。左右の高さもあっていないし、手動ならできるのですが、ICEでは、質の悪さを読み取りきれなかった模様・・・

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まとめ

ICEに見合うプレートの再撮影をしないといけません。しかし、月の出は遅い時間になってしまっており、再チャレンジは、かなり先です。

また、色々と設定を変えれば、うまくいく可能性もありますので、設定を見直してみます。枠線の無い満月を見たいですから。

欲はどんどん深まっていきます。

別の記事にしますが、バラ星雲のモザイク合成にもとりかかっています。
昨夜4プレート分の1枚を撮影しました。こちらも楽しみです。

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追記

カメラde遊ingさんがご自身のブログで(僕の応援をしていただいているのですが)ICEで、管理人の撮影したプレートで合成したところ見事に満月になったことを記事にされていました。

カメラde遊ingのブログ Part3 : 番外編 (sanpojinさん応援企画 モザイク合成は難しいね) (blog.jp)

一体なぜ?と思いましたが、初心に帰って、単にプレートをICEに放り込んで、即STITCHボタンをクリックしてみました。
そうしたらなんと!モザイク合成が完成しています!

カメラde遊ingさんがいなければ、永遠にICEで月のモザイク合成は出来なかったでしょう。
感謝いたします。
また、今回いろいろとアドバイスをいただいた方にも、ありがとうございました。

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コメント

  1. カメラde遊ing より:

    出来て良かったですね。

    あと、GIMPに限ったことではないですが、レイヤーを重ねる際には下になるレイヤーと上のレイヤーをどう重ねるのか、色々方法があります。

    この場合比較暗を使うのが良いと思いますよ。
    重ねる際には差の絶対値というモードを使うのもおすすめです。
    詳しくは調べてみてください。
    画像に歪みがなければ完全一致しますが、そこまで優秀な光学系も少ないのかもしれませんからある程度は許容が必要かと。

    達人はその歪みも補正しているのかもしれませんが自分にはノウハウはありません。

    • sanpojin より:

      カメラde遊ingさん、コメントありがとうございます。

      比較暗、差の絶対値、分かったようで分かりません。もう少し勉強が必要です。重ね合わせた部分の線が残ってしまったのも、そういうことを考慮しなかったせいでしょうか。
      もう一度、GIMPで重ね合わせてみようと思います。
      画像の歪みについては、まったく気が付きませんでした。ただ、ずれてるなあというのは気が付いて、やり直してみたけど、直りませんでした。僕の腕が悪いということもありますし、画像処理についてまだまだ勉強が足りないということだと思います。
      モザイク合成はなかなか面白いことが分かったので、今、カメラde遊ingさんに勧められたバラ星雲にチャレンジしています。次はカモメ星雲にチャレンジしようと思います。プレヤデス星団にも使えますね。

      今後ともよろしくお願いいたします。

      • カメラde遊ing より:

        差の絶対値なんて聞きなれない単語ですよね。
        でも一発で感触がつかめる方法がありますよ。
        月のパーツ①(なんでも良いけど)をレイヤーの複製(他にはコピーして貼り付け)をして2枚重ねてください。
        上のレイヤーで差の絶対値を指定すると真っ黒の画像になります。
        上の画像をカーソルキーで微動すると・・・なるほどって思えますよ。
        ぴったり重なるところは黒になるんです。
        モザイク処理をする際にはこの機能で2枚のパーツの重なる部分が真っ黒になるように調整します。
        歪みで真っ黒にならなくても一番黒くなる重なり方になったら比較暗に変えれば良いんです。

        GIMPでもPhotoShopでもこれは同じです。

        • sanpojin より:

          カメラde遊ingさん、コメントありがとうございます。

          実際にやってみたら、重なっている部分が黒くなりました。黒くならないところがずれている所ということですね。これで手動でも限りなく正確に重ねられます。
          画像編集の世界は深くて、なかなかついていけないところがあります(^-^;
          撮影しながら徐々に覚えていきたいと思います。

          いつもアドバイス、感謝です。

  2. まいくろ より:

    合成成功おめでとうございます。
    「挑戦します」宣言からわずか2日での快挙、速すぎます。
    画像処理沼のハマリ度は、踝から膝へ、でしょうか?
    バラ星雲も楽しみにしています。

    • sanpojin より:

      まいくろさん、コメントありがとうございます。

      画像処理でうまくいくと気分が良いですね。なんだかこう、みえてきたものがあるような。
      膝までは、まだ(笑)脛くらいでしょうか(笑)
      バラ星雲は肉眼で確認できないだけに、出来形が想像しにくいので難敵ですが、まずはやってみようの精神で臨んでみます。
      プレートが一日一枚ペースなのが歯がゆいですが、その分、完成した時の喜びが大きいと思います。

      いつもありがとうございます。今後ともよろしくお願いいたします。

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