ねらい
10月9日にも撮影した、月と金星のランデブー、昨夜が最接近でした。
また、例によって、木星と土星、DSOとしてぎょしゃ座の散開星団NGC1582を撮影しました。
天の川上の散開星団はにぎやかで奇麗だからねらい目です。また、9日に撮影したNGC1664のすぐ上にあることで目につきました。
月と金星のランデブー
管理人のシステムでは、広範囲にわたっての撮影はできないので、コンパクトデジタルカメラの登場です。(使用カメラ・SONY DSC-WX500)
コンパクトデジタルカメラでも、地球照が写りました。
↓電柱と電線を縫って撮影しました
ぎょしゃ座の散開星団NGC1582
極軸設定
昨夜はSharpCapとの相性が良かったのか、「excellent」までいただきました。
導入
基準恒星はもちろんカペラです(赤経 05h 16m、赤緯+45°59)、そこから一足で目標天体NGC1582(赤経04h 31m、赤緯+43° 47′ )に到達です。
導入はスムーズにいきました。
撮影
[撮影をした機器、ソフトウェア]
赤道儀:ビクセンスーパーポラリス赤道儀
鏡筒:SVBONY社SV503 102ED D=102mm・f=714mm・F値7、EDアポクロマート、×0.5レデューサー使用
カメラ:CMOSカメラASI462MC
自動追尾:ビクセンMD-6
撮影・スタック:SharpCap 3.2 (64 bit)によるライブスタック(リアルタイムダーク補正機能使用)
画像編集: SharpCap 3.2 (64 bit) のヒストグラムによる炙り出し
その他:UV/IRカットフィルター使用
ダークフレームも作成し、空も晴れています。撮影は成功したも同然。
しかし、途中からライブスタックが全く進まなくなり、見上げると、雲がNGC1582方面を厚く覆い始めていました。
そんなことで、昨夜は結局短時間の総スタック時間で終わってしまいました。残念!
露出8秒間、総スタック時間648秒(リアルタイムダーク補正1800秒間)、GAIN250。
中央付近がNGC1582です。総スタック時間がもっととれれば、さらに賑やかに美しくなったと思うのですが。
しかし、総スタック時間が短くてもそれなりにきれいに写るのが散開星団の良さです。
まとめ
月と惑星が接近して見えるのは、とても絵になりますね。その風景はとても好きです。
最近それをコンパクトデジタルカメラで撮影できることが分かったので、次回が楽しみです。
NGC1582は残念でした。でも画像としてはそれなりに良いので、撮影は成功としたと思います。
木星と土星はまだ処理が追っついていないので、次回以降に掲載します。
今夜は曇り気味の夜空のようです。天体観測はできないかもしれません。
晴れてくれー!
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