ねらい
極軸の追い込み具合を確認しつつ、おとめ座の天体をなるべく多く撮りたいため、昨夜はおとめ座棒渦巻銀河M58を目標にしました。
シーズンですから、かみのけ座やりょうけん座も含めて、おとめ座も、たくさん観測したいと考えています。
撮影結果
[撮影、画像処理をした機器、ソフトウェア]
ビクセンNEWポラリス-80M、D=80mmアクロマート、F=910mm、×0.5レデューサー、CMOSカメラASI462MC、モータードライブMD-5(ビクセン)
撮影及びスタック:SharpCap 3.2 (64 bit)で撮影・ライブスタック
画像編集:SharpCap 3.2 (64 bit)ヒストグラムで炙り出し。GIMPでノイズ軽減。
撮影場所:自宅ベランダ
露出8秒間、総スタック時間1800秒間、GAIN260。
例のごとく星の数に恵まれず、GAINを上げると星がぼんやりして認識されない状況でした(それでは困るのですが)
逆にGAINを下げたらそこそこ6個ぐらいの星を掴めましたので、なんとか一進一退でライブスタックが進みました。
結局419フレームを撮影し、194フレームが無視され、全体の撮影時間は55分に及び、極軸の誤差も多めに出てしまったというわけです。
おまけにGAIN260では、渦巻銀河には対抗できません。M58の視等級は9.66とそれなりに暗いので、明らかな光不足でした。
それから、決定的だったのが、月齢13の月がおとめ座にあって、銀河の撮影には環境が悪すぎたのでした。それがGAINを上げられなかった原因かと思います。
まとめ
月の光を甘く見ていました。おそらく月の光が余計に入ってくるのでGAINを上げるとフレームがぼんやりしてしまい、SharpCapが星を掴めなかったものと思います。
極軸は、一時間近くの撮影ですから、今回くらいのズレは仕方ないと思います。逆に、よくこれだけで済んだものだと思います。
M58、これは、月のない夜に、もう一度撮影したいと思います。
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