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【天体観測】おおいぬ座NGC2367、うみへび座M48を撮影しました

星雲・星団・銀河に関する情報
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環境

一昨日の夜の話です。
とても寒かったですが、空気は澄んでいたようです。
星たちは、輝きを取り戻したようでした。
シーイングがどうかとなると別の話ですが、惑星撮影の頃と違い、ほとんどシーイングを気にしたことはありません。
雲がなくて、かすんでいなければ、観測・撮影には支障がないのが、今の管理人のスタイルです。
そして何より、シーイングを気にするほどの撮影レベルではないので。

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狙い

いつもどおり、望遠鏡・ファインダーが覗きやすく、近くに明るい星があって、星が多そうなところを探しました。
この日は、
①おおいぬ座散開星団NGC2367(赤経07h20m、赤緯-21°53′)
③うみへび座散開星団M48(赤経08h13m、赤緯-05°45′)
をターゲットにしました。
①は天の川の中にありますので、たくさんの星が写る可能性が大です。楽しみでした。
②は、天の川のほとりにある感じで、星の数としてはどうかなと思いましたが、メシエ天体を撮影する機会は貴重ですので狙いました。

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撮影結果

[撮影、画像処理をした機器、ソフトウェア]
ビクセンNEWポラリス-80M、D=80mmアクロマート、F=910mm、×0.5レデューサー、CMOSカメラASI462MC、モータードライブMD-5(ビクセン)
撮影及びスタッキングソフト:SharpCap 3.2 (64 bit)で撮影・ライブスタック
画像編集ソフト:GIMP(色レベル補正で炙り出し)
撮影場所:自宅ベランダ
GAIN:①200②220
以下の画像はすべて、露出30秒間、総スタック時間600秒です。

おおいぬ座NGC2367 2021年2月10日撮影

中央のこじんまりした星の集まりがNGC2367です。じょうごのような形です。
最近こじんまりした散開星団に出会うことが多いです。天の川の中でもう少し賑やかかともいましたが、普通ですね。
いつもながら、自分で撮影した天体は価値があるし、どれも美しく見えます。

↓このように、こじんまりとしています。

うみへび座散開星団M48 2021年2月10日撮影

NGC2367が立派じゃないとは言いませんが、これは、広がりといい、集まり具合といい、とてもバランスのとれた散開星団です。星の数もいいし、とても素敵です。

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引き続き、スタックできない問題

画像を見ると分かるのですが、最近、黒い枠のような部分が広くなってきました。
これ、自動追尾のずれで、少しずつスタックする範囲が狭くなってきた?結果です。
10分間の総スタック時間で、この黒い部分だけずれたことになります。
そのせいか、ライブスタックできないことが、結構起きています。

昨夜も観測したのですが、スタックできない原因は、星の数が足らない場合、Alignmentできない場合があります。どちらも根っこは同じ気がしますが・・・

Alignmentは、追尾のずれの問題かとも思い、極軸を再調整しました。こちらはかなり改善しましたが、やはり星の少ない空域でのスタックはできませんでした。
星雲を狙う時など、目標天体と、星が二つ、そんな場面は結構多くて、こういう時は絶対にスタックされません。

やっぱり管理人の腕とシステムでは、暗い天体の撮影は無理なのかと、寂しい気持ちになっています。

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