どくろ星雲(NGC246)
かねてからの懸案であった、どくろ星雲(NGC246)。
パックマン星雲とも呼ばれているようです。面白いネーミングですね。
下記記事で撮影がうまくいかず撮りなおしを予定していました。
この天体は南方面の天体です。
南の天体はスタックがうまくいかないことが多いのです。
原因は、星が少ないからか、霞がかかっているからか、未だに不明です。
リサーチも不足しています。
しかし昨夜は南の空に複数の星を確認し、南の空が澄んでいると判断し、撮りなおしを決意しました。
撮影結果
[撮影、画像処理をした機器、ソフトウェア]
ビクセンNEWポラリス-80M、D=80mmアクロマート、F=910mm、×0.5レデューサー、CMOSカメラASI462MC、モータードライブMD-5(ビクセン)、GAIN:Middle
撮影及びスタッキングソフト:ASILive、ASILiveによるライブスタッキング
画像編集ソフト:GIMP(編集:色レベル、トーンカーブ、ノイズ軽減処理)
撮影場所:自宅ベランダ
露出10秒間、トータル露出時間600秒間
方位は(赤経00h47m、赤緯-11°52′)。基準恒星は奇跡的に見えていたくじら座のディフダ(赤経00h43m、赤緯-17°59′)です。移動距離は最小限で済んだと思います。
撮影した時は、星雲など影も形もなかったのですが、GIMPで、色レベル・トーンカーブ補正を強めに行ったところ、どくろが浮かび上がってきました。(中央のぼーっとした丸い影のようなもの)
撮影は成功です。
Wikipediaによれば、視等級は8で、中央の恒星が11.8だそうですが、どうやら、星雲部分の視等級が、管理人の愛機の極限等級(11.3)を上回っているようです。
炙り出しで何とか見えるというのは、だいたいそういう時です。
この星雲、見れば見るほど面白い顔つきをしています。
NGC2169を撮影しました
オリオン座の散開星団、NGC2169(赤経06h08m、赤緯+13°59′)を撮影しました。撮影していた時間のオリオン座の位置からして、オリオン座周りの天体を無視して撮影を終えるのはもったいなかったのです。
ベテルギウスの北東に二つセットで散開星団があります。
残りの一つは、NGC2194です。こちらも奇麗な写真がネットで散見されましたが、順番に北から撮影していこうと思い、NGC2194より北側にあるNGC2169を撮影しました。視等級は5.9、視直径は7′と、管理人の撮影システムにとって、スペックは最高です。
NGC2194は今夜の楽しみに取っておきます。
撮影結果
[撮影、画像処理をした機器、ソフトウェア]
どくろ星雲と同じ。
露出30秒間、トータル露出時間600秒間
基準恒星はベテルギウス(赤経05h55m、赤緯+07°24′)です。少々飛んだ感じです。
少し地味でこじんまりしているけど、星の輝きがとても奇麗です。思い付きで選んだにしては、良い画像が出来ました。
30秒間の露出で、ライブスタッキングもうまくいきました。
こういう星団をこれからも撮影していきたいです。
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