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撮影を兼ねて、極軸の調整をする
昨夜は、撮影を楽しみながら、極軸合わせの正確さを目指して、調整をしました。
ノータッチで60秒間露出の撮影をするためです。
極軸望遠鏡はないし、35年前の赤道儀を使う管理人にはドリフト法しか方法がないのですが、(というか、他に知らないのかも)、昨夜はなかなか苦戦しました。
うまくいかない
目標は60秒間600秒のノータッチガイド撮影ができるようにすることです。
モータードライブMD-5(ビクセン社)は、東方向の星は、ノータッチで1分間くらいピタッと止めてくれました。
まあ、うまく高度設定はできたということです。
これなら、1分間いけるかも。
しかし、赤道付近の星が止まらない!
北にずれたら、極軸を東向きに調整し、南にずれたら西向きに、ひたすらこれを繰り返しました。
ほんの微調整をしても、また逆にずれ始めます。ズレは大きくはないのですが、スタックはできなくなる可能性のあるズレです。
時間も遅くなってきたので、赤道付近にあるオリオン大星雲で今の極軸設定の実力を試し始めました。
ノータッチでいけるのは30秒露出までという結果・・・
[撮影、画像処理をした機器、ソフトウェア]
ビクセンNEWポラリス-80M、D=80mmアクロマート、F=910mm、×0.5レデューサー、CMOSカメラASI462MC、モータードライブMD-5(ビクセン)、GAIN:Middle
撮影及びスタッキングソフト:ASILive、ASILiveによるライブスタッキング
撮影場所:自宅ベランダ
結果としては、
①10秒露出、撮影時間200秒
星は完全な点像ではありませんが、まあ満足できる出来です。
②30秒露出、撮影時間300秒
10秒露出と同じくらいの出来栄えになりました。よかったです。このレベルのノータッチ撮影ができないと寂しすぎます。
③60秒露出、撮影時間180秒
本当は600秒または300秒が目標だったのですが、一時間ほど撮影しましたが、スタックされたのは180秒分のみ。
60秒露出で撮影すると、オリオン大星雲は中心部が飽和してしまうので、あまり使わないかもしれません。
しかし、他の星雲では使いたくなる場面があります。ノータッチ60秒露出は欲しい!
今回のトライアルの結果は、ノータッチで管理人の赤道儀とモータードライブで追尾できるのは、30秒間露出までということになりました。
昨夜の成果
10秒露出、撮影時間200秒
30秒露出、撮影時間300秒
60秒露出、撮影時間180秒
まとめ
管理人の持っているCMOSカメラは画角のとても狭いASI462MCであることもあり、広がりのある淡い星雲はもともと向いていないので、今回の結果をまずは、受け入れようと思います。
ただし、先般撮影した時は、60秒露出600秒撮影はできていたのです。
極軸設定がうまくいけば60秒露出ができるのでしょうか。昨夜もかなり頑張ったのですが。
もしくは、星が止まらない原因として、モータードライブが劣化した?それは寂しすぎる。
極軸設定とは、永遠に付き合っていくことになりそうです。
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