木星と土星に、次々と月が接近
2020年10月22日から10月23日にかけて、月が、木星、土星に次々と接近します。
もともと木星と土星が接近状態にあるため、そこに月が近づくと、トリオ状態になり、それぞれ明るい天体なので、とても楽しい雰囲気になります。
最初は木星から
2020年10月22日の夕方から宵、南から南西の空で月齢6の上弦前の半月と木星が接近して見えます。もちろん土星もです。
木星は-2.2等級でとても明るく、月は02°12′まで接近します。
下の図は18時ころの状態です。
次は土星へ
翌日、10月23日の夕方から宵、南から南西の空で月齢7の上弦の半月と土星が接近して見えます。
そして木星も近いです。
土星は0.6等級で薄明でも確認できます。月は3°10′まで接近します。
下の絵は18時ころの状態です。
楽しみ方は?
月と木星と土星が集結することになり、明るい3天体が集まっている光景が楽しめます。
楽しみ方は人それぞれですが、管理人なら、肉眼や双眼鏡(管理人が今欲しい物)で眺めたりして、おもむろに天体望遠鏡で、いつものコースである、木星、土星を観測、撮影するでしょう。
今回はここに月も加わりますから、月のクレーターを天体望遠鏡で鑑賞するでしょう。
上弦頃の半月は、明暗の境界の凹凸が楽しいですね。
20時から21時ごろにはかなり高度が低くなってしまうので、空が暗くなったら早めに観察しておくことをお勧めします。
管理人を含め、終業の鐘と同時にダッシュして帰るべきです。
次回の接近は2020年11月19日です。
ビッグな天体ショーが続きますね。
良いシーイングがともにありますように。
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