昨夜は良く晴れていましたね。雲に追われることがないので、じっくり天体観測できました。
今日も晴れているので、天体望遠鏡を出すつもりです。
被写体の照度を調整するのに使う設定は
被写体をの照度を調整する設定値には、GainとExp.(シャッタースピード)があります。
インターネットで調べていて、Gainは、電気的に明るさを上げていく、普通のデジカメで言うと光学ズームではなくデジタルズームのことになんだそうです。
一方Exp.(シャッタースピード)は実際にその被写体をどれだけ長く撮影するかなので、光をより多く当てることで、明るさを上げていきます。
では、綺麗で明るい画像にするには、どうしたら良いでしょう。何となく綺麗に撮るにはExp.のような気もしますよね。
では、Gainメインで照度を確保した画像とExp.メインで照度を確保した画像を比べてみようと思います。
Gainメイン、Exp.メイン、比較してみました
[撮影、画像処理をした機器、ソフトウェア]
ビクセンNEWポラリス-80M、D=80mmアクロマート、F=910mm、CMOSカメラASI462MC、モータードライブMD-5(ビクセン)
撮影場所:自宅ベランダ
撮影ソフトウェア FireCapture2.6 スタッキングソフトウェア AutoStakkert3.1.4
画像処理ソフトウェア RegiStax 6
撮影日2020年9月27日
木星
左 Gainメインで照度を上げたもの
Duration=60.013s、Shutter=2.157ms、Gain=267 (44%)、Histogramm=89%
右 Exp.メインで照度を上げたもの
Duration=60.014s、Shutter=6.786ms、Gain=171 (28%)、Histogramm=97%
まるで詐欺のように同じに見えますね。確かにちゃんと2度撮影したんですよ
土星
左 Gainメインで照度を上げたもの
Duration=60.005s、Shutter=4.857ms、Gain=340 (56%)、Histogramm=91%
右 Exp.メインで照度を上げたもの
Duration=60.015s、Shutter=8.443ms、Gain=284 (47%)、Histogramm=85%
これも、ほとんど変わりありません。良し悪しはないのかな。
結論
結論としては、管理人の撮影レベルでは、違いを感じられませんでした。
また、管理人の愛機のような小口径の画像では判別できない可能性もあります。
もっと大口径で、精緻に調べたら、何らかの差が出たのかもしれません。
まあ、でも結果は結果なので、GainメインもExp.メインも変わりはない、そういう結論にしておきます。
(番外)火星も撮影しました
火星がどんどん接近しています。今のうちに撮影の練習をすることにします。
昨日の画像です。
やっぱり、ピントが甘いですかね。
[Wavele処理]
Layer1 Preview100、Sharpen0.13
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