概要
シーイングの良かったはずの、2022年10月1日と10月3日に土星を撮影しました。
「はずの」というのは、画像の出来がイマイチすっきりしないからです。
土星の撮影は苦手です。といいますか、苦手意識を持ってしまいました。
土星のピントは、輪のエッジで合わせると聞いたことがあるので、そうしていますが、シャープになったと思って撮影ボタンをクリックしますが、出来上がった画像は、どうも中途半端です。
カッシーニの空閑という手はありますが。かなりシーイングが良くないと、パソコン画面では確認できません。
今回は、その中途半端な画像をご覧ください。
土星の画像
[撮影に使用した機器、ソフトウェア]
赤道儀:ビクセン社スーパーポラリス赤道儀
鏡筒:SVBONY社SV503 102ED D=102mm・f=714mm・F値7、EDアポクロマート、×2バローレンズ使用
カメラ:CMOSカメラZWO社ASI462MC
自動追尾:ビクセン社MD-6
撮影・スタック:SharpCap 4.0による撮影(90秒間)、AutoStakkert3.1.4によるスタック
画像編集:RegiStax 6でWavelet処理
使用フィルター:UV/IRカットフィルター
撮影場所:自宅ベランダ
撮影日時:2022年10月1日、3日
画像①(10月1日撮影)
カッシーニの空隙は見えるものの、本体模様が見えず、シャッキっとしていません。
しかし、今回の画像の中では一番良い出来だと思います。
画像⓶(10月1日撮影)
画像①以上にシャッキとしていませんが、この日撮った土星ではまともな方なんです。
画像③(10月3日撮影)
これも画像①画像⓶同様、きりっとしたピントが来ていません。
画像④(10月3日撮影)
カッシーニの空隙の見え味としては、画像③よりこちらが上のような・・・
しかし、納得できない出来栄えです。
まとめ
とにかくピント合わせです。パソコン画面上の土星像は、ざらざらしていて、なかなかエッジの判断が出来ないのです。
しかし進歩したのは、本命を狙ってそれぞれ6回の撮影をしたことです。それまでの撮影は10回ほど撮影して本命を探す方法でした。今回は潔い方法です。
コメント
Gainを落として、露光時間を伸ばして(と、いっても、30msくらいまで)撮影する方が良い気がします。
あとは、もうちょっと焦点距離を伸ばした方が綺麗に撮れると思うので、3倍バローレンズあたり検討してみてもいいのかな、と思いました。ただし、その分、像が暗くなるので、その点は注意が必要ですが・・。
すみません、UTOさん、送信したつもりが、削除になってしまい、返信が遅くなってしまいました。
僕は勘違いしていました。GAINを上げた方が良いと思っていました。教えていただき助かりました。
焦点距離を伸ばすことは全く考えにありませんでした。3倍くらいは伸ばした方が好ましいのですね。3倍バローを物色してみます。確かにその分暗くなりますね。追尾を頑張らないといけないかな。
いつもアドバイス、感謝します。