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【天体観測】アンドロメダ銀河を撮影してみた(色が出た?2022年10月2日) その3

星雲・星団・銀河に関する情報
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概略

二日にわたって撮影してきたアンドロメダ銀河。ライブスタックを卒業し、DeepSkyStacker(以下、DSS)を使うようになって、初めてのアンドロメダ銀河です。

失敗しながら何とかやっている感じで、問題は色が出ず星雲が見えないことで、訪問者さまのご意見では、露出が短すぎるのではないかということでした。

そこで一昨日の夜、露出を1時間まで延ばしましたところ、そこそこ色が出て、星雲もそこそこ見えてきました。
しかし何か物足りないです。
炙り出しノイズが出たので、まだ露出不足なのでしょう。

しかし、昨夜の結果はまずまずなものでした。
こうしてみるとライブスタックのありがたさが分かる今日この頃、その品質に少しだけ近づけました。

↓アンドロメダ銀河を追尾・撮影するビクセン社スーパーポラリス赤道儀・モータードライブMD-6、SVBONY社鏡筒SV503 102ED

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撮影と撮像へと至る経過と結果

極軸設定の状況と自動追尾の状況

極軸設定の状況

90分間の露出をかけるをつもりでしたので、なんとしても品質の高い極軸設定をしなければなりません。いつも以上に気合を入れて設定しました。
その結果、設定誤差を10″まで追い込みました。110分の追尾の準備は整いました。

自動追尾の状況

110分の自動追尾にもかかわらず、自動追尾の品質は最高でした。ほぼ完全に星を止めました。
一昨日とは別人のようです。1フレーム当たりの露出もいつもの8秒間から10秒間に伸ばしましたが、追尾品質は落ちませんでした。
これなら120分の自動追尾でもなんとかいけそうです。
↓のとおり、ノー修正で以下のとおりです。

基準恒星の目標天体の導入

一昨日のまま変わるところがありません。アルフェラッツは良く見えず、ミラク(等級1.58、赤経 01h 09m、赤緯+35° 37′ )の方が目立って見えたので、目標天体アンドロメダ銀河(赤経 00h 42m、赤緯+41° 16′)までの距離もこちらが近く、基準恒星にはミラクを選定しました。
しかし、昨夜は不調で、目標天体の導入に5回のトライを要しました。

恒星のピント合わせ

基準恒星の過程で恒星のピント合わせをしました。いつものバーティノフマスクでの設定です。
すでに設定後ですが↓ミラクです。

撮影と撮像の結果

[撮影に使用した機器、ソフトウェア]
赤道儀:ビクセン社スーパーポラリス赤道儀
鏡筒:SVBONY社SV503 102ED D=102mm・f=714mm・F値7、EDアポクロマート、×0.5レデューサー使用
カメラ:ZWO社CMOSカメラASI462MC
自動追尾:ビクセン社MD-6
撮影・スタック:SharpCap 4.0 (64 bit)による撮影、GAIN250、10秒間のfitsフレーム660枚を撮影・うち594枚(99分)を、DeepSkyStackerでコンポジット・ダーク補正・フラット補正
画像編集:GIMPによるレベル補正、トーンカーブ調整、色強調・colorenhance処理
使用フィルター:UV/IRカットフィルター
撮影場所:自宅ベランダ
撮影日:2022年10月2日

撮影の結果

99分の露出でようやく星雲が、楽に確認できるようになりました。この段階で塵の帯も確認できます。
中央の飽和を解消するには、やはり多段階露出とかを行わないとだめなのだろうか。

撮像の経過と結果

色レベル補正

かなり星雲の広がりが分かるようになりました。もう一息です。

トーンカーブ補正

まずまずアンドロメダ銀河に似てきました(^-^;

色強調、colorenhance処理

あまり変わりませんね。これでアンドロメダ銀河第三弾の完成とします

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まとめ

これで、一旦アンドロメダ銀河沼から足を抜こうかと思います。大銀河のDSSによるコンポジットは思ったよりも混乱しました。
他の銀河などの場数を踏んで、パラメーターの意味など理解していきたいと思います。

しかし昨夜の自動追尾は、とても安心してみていられました。
いつもこうだと嬉しいです。原因は管理人にあるんですけどね。

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カメラセッティング

[ZWO ASI462MC]

FrameType=Light

#ディベイヤーモード

Debayer Preview=On

#パン

Pan=0

#ティルト

Tilt=0

#出力形式

Output Format=FITS files (*.fits)

#ビニング

Binning=1

#キャプチャエリア

Capture Area=1920×1080

#モード

Colour Space=RAW16

#温度

Temperature=30.2

#高速モード

High Speed Mode=Off

#ターボUSB

Turbo USB=100(Auto)

#反転

Flip=None

#フレームレート

Frame Rate Limit=Maximum

#ゲイン

Gain=250

#露出時間

Exposure=10.000s

#タイムスタンプ

Timestamp Frames=Off

#ホワイトバランス(B)

White Bal (B)=69

#ホワイトバランス(R)

White Bal (R)=46(Auto)

#輝度

Brightness=205

Auto Exp Max Gain=500

Auto Exp Max Exp M S=31615

Auto Exp Target Brightness=109

Mono Bin=Off

#トレイル幅

Trail Width=3

#トレイルの最小長

Minimum Trail Length=100

#トレイル検出感度

Trail Detection Sensitivity=9

#サテライトトレイルを削除する

Remove Satellite Trails=Off

#背景減算

Background Subtraction=Off

#自動位置合わせ(惑星/銀河)

Planet/Disk Stabilization=Off

#しきい値

Banding Threshold=35

#バンディング除去

Banding Suppression=0

#フラット補正

Apply Flat=None

#ホットピクセル感度

Hot Pixel Sensitivity=5

#ダーク補正

Subtract Dark=None

NegativeDisplay=0

#シャドウポイントを表示

Display Black Point=0

#中間調ポイントを表示する

Display MidTone Point=0.5

#ハイライトポイントを表示

Display White Point=1

#注意

Notes=

TimeStamp=2022-10-02T10:33:26.9492220Z

SharpCapVersion=4.0.9208.0

StartCapture=2022-10-02T10:33:26.8566272Z

MidCapture=2022-10-02T11:14:32.4176272Z

EndCapture=2022-10-02T11:55:37.9783260Z

Duration=4931.122s

FrameCount=480

ActualFrameRate=0.0973fps

TimeZone=+9.00

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