実験に至る経緯
惑星シーズン本格化の中で、スキルを上げて、撮影に臨みたいと思いました。
そのためにはとにかくピント合わせです。
これが成功したら、撮影の80%が成功したと言っても良いです。
いつも使っているSharpcapには、フォーカスアシスタント機能があります。
これを使えば、ピントの再現性が高まると思います。
そこで今回は、まず目測でピントを合わせ、その状態でSharpcapのフォーカスアシスタントに取り込んでみて、薄ブルーのグラフが立つのかどうか、もしくは、赤いグラフを修正できるのか、実験してみました。
Sharpcapのフォーカスアシスタントの実験結果
軽い薄曇りであったことを先に述べておきます。
実験結果①
フォーカスアシスタントグラフの様子
グラフは、薄ブルーが支配的であり、表示上はピントが合っていることを示しています。
この時の土星画像の様子
FireCaptureによる撮影
カッシーニの空隙、本体に縞模様が複数、合格点です。
SharpCapのフォーカスアシスタント機能が正しく機能したことを示しています。
SharpCapによる撮影
SharpCapに続いて、カッシーニの空隙、本体に縞模様が複数、合格点です。
こちらもフォーカスアシスタント機能が正しく機能したことを示しています。
実験⓶
フォーカスアシスタントグラフの様子
グラフは薄ブルーが支配的であり、ピントが合っていることを示しています。
この時の土星画像の様子
FireCaptureによる撮影
原因は不明ですが、ピンボケしました。
SharpCapによる撮影
まずはSharpCapで、慣れてなくてお見苦しい部分もあります。すみません。
画像は、カッシーニの空隙、本体に縞模様が複数確認でき、合格点です。
SharpCap、FireCaptureともに、フォーカスアシスタント機能が正常に働いたことを示しています。
実験結果③
フォーカスアシスタントグラフの様子
こちらも、薄ブルー色が支配的で、ピントが合っていることを示しています。
この時の土星画像の様子
FireCaptureによる撮影
カッシーニの空隙、本体に縞模様、合格点です。
SharpCapによる撮影
カッシーニの空隙、本体に複数模様が何とか見えますが、実験①に比べるとピンボケしました。
まとめ
結論としては、SharpCapのフォーカスアシスタント機能は実戦で使えることが分かりました。
実験②③で撮影がピンボケしましたが、恐らく雲の影響ではないかと思います。
土星で使えるのですから、単純な球形の惑星に使えないことは無いと思います。
何となく、色々いじっていたら慣れて使えるようになったというのもあります。
これで惑星シーズン本格化を迎えることができます。
コメント
はじめまして。ずっと陰ながら応援していましたが、SharpCapで撮影してからようやく惑星像がくっきりして色合いもよく出るようになってきましたね。
FireCaptureのほうはガンマや色合いの調整が必要そうですね…。
きれいに撮れるようになると、次はバローレンズやADCが欲しくなりそうですね(^^♪
Neutralityさん、ご訪問とコメント、ありがとうございます。
ずっと応援いただいてたなんて感激です。感謝に耐えません。
Sharpcapで惑星の撮影というのがあまり考えたことがなくて、フォーカスアシスタントを使うようになり、ついでにSharpcapで撮影したら、良い色彩になって驚いています。
ADCは欲しいなあと思っています。美しい惑星の写真を撮りたい。。。
Neutralityさん、これからも、よろしくお願いします。僕が間違いやってたら、叱ってやってくださいね(^^;)