目次
概略
毎日、木星や土星を観測できる、とても喜ばしい日々が続いています。
ただし、木星や火星は、いつもの公園の木立に隠れてしまっていて午前1時ころからしか観測できず、毎日寝不足の日々を送っています。
管理人の愛機、ASI462MCは超高感度で惑星専用とも言われています。生かさない手はありません。
さて、今回はどんな惑星たちが見られるでしょうか。
↓惑星を追尾・撮影中の、ビクセン社スーパーポラリス赤道儀、ビクセン社モータードライブMD-6、SVBONY社鏡筒SV503 102ED
木星、土星、火星の画像
[撮影に使用した機器、ソフトウェア等]
赤道儀:ビクセン社スーパーポラリス赤道儀
鏡筒:SVBONY社SV503 102ED D=102mm・f=714mm・F値7、EDアポクロマート、×2バローレンズ使用
カメラ:CMOSカメラZWO社ASI462MC
自動追尾:ビクセン社MD-6
撮影・スタック:FireCapture2.6による撮影、AutoStakkert3.1.4によるスタック
画像編集:RegiStax 6でWavelet処理
使用フィルター:UV/IRカットフィルター
撮影場所:自宅ベランダ
撮影日時:2022年8月2日、3日未明
木星
8月2日未明撮影
大赤斑があると、ピントが合わせやすく、良い木星が撮影できます。暗斑から白斑まで確認できます。
気流の状態も良く、良好な画像を得ることができます。
8月3日未明撮影
これに大赤斑をくっつければ、良い画像になるかもしれないのですが、画像としてはイマイチです。白斑は確認できますが、暗斑は確認できません。
やはり大赤斑が無いとピントが甘くなるようです。大赤斑があれば、その色が一番濃くなる時を狙えばピントが合いますから。
Histogrammが低かったのが、明瞭な木星にならなかった原因かもしれません。次回は気を付けてみます。
土星
8月2日未明撮影
カッシーニの空隙の分離、本体に複数模様、管理人が満足する条件を満たしています。
土星は、輪があるので、そのエッジでピントをある程度合わせられます。木星よりはピントが合わせやすいです。
今年は前評判らしく(?)、土星のフォルムがとても良く美しいです。
8月3日未明撮影
これも美しく撮影できました。カッシーニの空隙もしっかりと分離しています。もちろん本体模様も確認できています。
土星は、何とも神秘的ですね。
火星
8月3日未明撮影
まだ豆粒状ですが、徐々に地球に接近しています。一番接近するのは2022年12月1日。
今は、楽しみに、ちまちまと撮影しましょう。
どうしても白飛びしてしまいます。Histogrammを調整してみます。表面積が狭い分明るくなってしまうのですね。
あと、撮影時間が火星のみ60秒間になっていました。昨年の名残です。修正します。
まとめ
惑星の撮影はとにかく楽しい。撮影の後の撮像でどのように仕上がっているかを楽しみにするのも良いです。
1年中ではなくて、一年の一部の時期のみ観測が可能というのも貴重で良いです。
今年の発見は、木星の大赤斑周りの様子が大きく変わっているところです。たくさん観測しておこうと思います。
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