概要
先般、星雲を伴う散開星団のまとめをしましたが、その中で気になる散開星団がありました。
こぎつね座散開星団NGC6823です。
ちょっとというかかなりざらつきが気になりますね。
もっとさらっとした画像にしてみたいと思います。
編集の経過
参考:[撮影に使用した機器、ソフトウェア]
赤道儀:ビクセン社スーパーポラリス赤道儀
鏡筒:SVBONY社SV503 102ED D=102mm・f=714mm・F値7、EDアポクロマート
カメラ:ZWO社CMOSカメラASI462MC
自動追尾:ビクセン社MD-6
撮影・スタック:SharpCap 4.0 (64 bit)による撮影、GAIN230、15秒間のフレーム240枚を撮影・DeepSkyStackerによるコンポジット(うち229枚コンポジット)・ダーク補正・フラット補正
使用フィルター:×0.5レデューサー、UV/IRカットフィルター
撮影場所:自宅ベランダ
撮影日:2022年6月2日木曜日
フラット補正
まずは、FlatAidePro、でフラット補正です。どうやら前回、これを、編集がある程度進んだ段階で行っていたらしいです。
カブリ補正
少し不透明感があるので、FlatAideProでカブリ補正を行いました。あまり変わらないか・・・
赤い星雲が画像全体を覆っているようです。これはノイズじゃないと思います。
色レベル調整
赤い星雲が薄っすら見えるとは言っても、カブリはまだ気になるので、GIMPで色レベル補正です。
黒レベルを上げていますから、当然全体が宇宙ぽくなります。
上下のカブリまで完全に消してしまうと星が消えていってしまうので、調整はここまでにしておきます。
色強調
GIMPによる自動色強調です。
何だか手抜きみたいですが、星の数を減らさずに、色レベル調整のレベルを変えた結果、かなりフラットになりました。
少し赤い星雲の赤を犠牲にした感がありますが、すっきり感を優先しました。
これで完成しとします。
初回編集版との比較
まとめ
結局、初回編集版の編集項目を入れ替えたり、レベルを変えただけのようなものになってしまいました。
目新しいコマンドは使っていません。
自然な色と言ったら笑われるでしょうか、赤い星雲の色は薄っすらと写っています。
宇宙的な黒を優先した結果が今回の画像です。
前回は赤い星雲の赤を強調しすぎた感じがします。
画像編集のスキルがまだまだです。
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